基礎生物学A 3   Basic Biology A

文字サイズ 

担当教員
本郷 裕一  田守 正樹  二階堂 雅人 
使用教室
木1-2(W371)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1701
シラバス更新日
2015年3月16日
講義資料更新日
2015年3月16日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

生物学(生命科学)の基礎を体系的・網羅的に講義し、生物の体の構造と機能について、分子レベルから地球圏レベルまでを概観する。高校で生物は学んでこなかった学生を対象として、基本的な生物学を平易に解説する。

講義の目的

3類、5類、6類の学生が生命科学を直接専門にすることは少ないでしょう。しかし医学を含めた生命科学に関連する機器・装置の開発には巨大な需要があり、生物の構成成分の産業利用も一般的です。また生物が持つ、洗練された、効率的な形態やシステムを模倣した、人工知能・表面加工に代表される革新的な研究・開発も、年々増加する一方です。しかし、高校レベルの生物学の知識すら無い人は、そういう分野には参入できません。本講義では、高校で生物学を学んでこなかった学生向けに、基本的な内容から教授します。

講義計画

1.ガイダンス/生物学とは何か
2.生命を支える高分子の構造と機能
3.生命の最小単位:細胞
4. 細胞は分裂して増殖する
5.遺伝子からタンパク質へ
6.ウイルスと細菌
7.遺伝子工学の基礎
8.がんとゲノム科学
9.進化と系統分類
10.行動と群集の相互作用
11.生態系と環境問題
12.発生と万能細胞
13.生物の組織・器官1
14.生物の組織・器官2
15. ホルモン、神経、免疫

教科書・参考書等

坂本 順司著「理工系のための 生物学」裳華房

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

出席点と学期末試験で成績を決める

担当教員の一言

講義について不明な点は質問して確認すること。暗記科目としてではなく、総合的な理解をしてもらいたいので、重箱の隅をつつくような試験問題は課さない予定である。その分、講義全体をきちんと聞いて理解を深めること。

このページのトップへ