I 物理学Aと同じ方針で行う。所定の教科書を用いる。
II 静電界,電流,静磁界及び電磁波など。
電磁気学の基礎を学ぶ。基本的な電磁現象の意味を把握し、それらの数学的な表現を与える。
電磁現象を究明する際の物理学の方法や概念を理解し、それらを実際に応用できるようにする。
なお、講義計画は必要に応じてその一部を変更することもある。
1.静電界の性質(I)
クーロンの法則、電界、電界に関するガウスの法則
2.静電界の性質(II)
電位、電気双極子
3.導体(I)
導体、導体内の電荷と電界
4.導体(II)
コンデンサーと静電エネルギー、電界のエネルギー、マックスウェル応力
5.定常電流
電流とオームの法則、電流の電子論
6.静磁界
磁界、電流に働く磁気力
7.電流と磁界(I)
電流の作る磁界、ビオ・サバールの法則
8.電流と磁界(II)
アンペールの法則、磁束密度に関するガウスの法則
9.変動する電磁界(I)
電磁誘導の法則、誘導電界
10.変動する電磁界(II)
相互誘導と自己誘導
11.変動する電磁界(III)
電束線の運動と磁界、変位電流
12.マックスウェル方程式と電磁波
積分形および微分形マックスウェル方程式、電磁波
田中秀数著「電磁気学」培風館、物理学課程入門コース
物理学Aを履修していることが望ましい。
基礎物理学演習を併せて履修することを強く推奨する。
期末試験等による。