政治哲学   Political Philosophy

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担当教員
宇佐美 誠  肥田野 登 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
0892
シラバス更新日
2015年9月28日
講義資料更新日
2015年9月24日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4,6,8

講義概要

今日の国内外のさまざまな公共的問題について、みずからの思考を形作り深めてゆくためには、社会哲学的思考の道具立てを習得する必要がある。その道具立ての宝庫と言えるのが、20世紀最大の政治哲学者ジョン・ロールズの正義理論である。この講義では、彼の理論の概要を学習するとともに、それをきっかけに発展してきた3つの新たな研究領域を概観する。
この科目は討論型授業の形式で開講される。これは、各回の授業を講義セッションと質疑・討論セッションに分ける方式である。履修者は、十分な予習にもとづく積極的発言を求められる。

講義の目的

(1)今日の国内外の多様な公共的問題について、政治哲学の分析装置を活用しつつ
自ら思考できるようになる。
(2)受講者全体および小規模チームにおける学術的討論を通じて、批判的思考法を身につけコミュニケーション力を高める。

講義計画

(1)概要:講義のねらいと進め方
(2)ロールズの学説Ⅰ:『正義論』の世界①
(3)ロールズの学説Ⅱ:『正義論』の世界②
(4)影響と論争Ⅰ:平等論争
(5)影響と論争Ⅱ:グローバルな正義
(6)影響と論争Ⅲ:世代間正義
(7)小テスト

教科書・参考書等

(1)教科書:瀧川裕英・宇佐美誠・大屋雄裕『法哲学』有斐閣、2014年。
(2)講義内容にとくに関係するロールズの著作の翻訳は、次の2点である。
  ○ジョン・ロールズ(田中成明・亀本洋・平井亮輔訳)『公正としての正義 再説』岩波書店、2004年。
  ○ジョン・ロールズ(川本隆史・福間聡・神島裕子訳)『正義論 改訂版』紀伊國屋書店、2010年。

関連科目・履修の条件等

あらかじめ履修しておくべき他科目はない。政治哲学の予備知識もとくに必要ない。

成績評価

(1)平常点
毎回の無遅刻出席を前提として、座席表を用いつつ、質疑・討論セッション等での発言を質・量の両面から逐一記録し、理解度・予習量・積極性を厳密に評価する。出席自体による加点はないが、欠席・遅刻は減点対象となる。
(2)小テスト(持込不可)

その他

(1)この科目は、進め方や成績評価法が他の多くの講義と大きく異なるので、履修希望者は初回授業(10月5日(月))でのガイダンスに必ず出席すること。
(2)各回の授業で学生の発言時間を十分に確保するため、履修者数制限が行われる。先着順で受講が許可されるので、履修希望者は、10月1日(金)までのできる限り早い時期に、世界文明センター事務室で受講申込みを行うこと。東京工業大学10名、東京外国語大学10名にそれぞれ達した段階で、受付けは締め切られる。また、1日までに10名に達せず、5日以降に10名を超えた場合には、1日までの申込者の受講資格を確定した上で、残席について抽選が行われる。

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