ギリシア語第四   Greek IV

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担当教員
安村 典子  肥田野 登 
使用教室
水9-10(H117)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
0858
シラバス更新日
2015年9月16日
講義資料更新日
2015年9月17日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4,6,8

講義概要

ギリシア語第三にひき続き、古典ギリシア語の原書購読を行う。ギリシア語第三ではプラトンの『ソクラテスの弁明(アポロギア)』を読んだ。ギリシア語第四では、同書の続きを読んだ後、古典ギリシア語の韻文を読みたい。「古典中の古典」と言われるホメロスの叙事詩から、『イリアス』ないし『オデユッセイア』の中の名場面とされる部分を読む。『イリアス』は世界最古の叙事詩といわれ、紀元前8世紀ころに作成された英雄叙事詩である。主人公アキレウスの葛藤を通して、生きることの意味を深く問いかけている。『オデユッセイア』はオデユッセウスの冒険物語である。知恵によって数々の危機を乗り越えて生き抜く英雄オデユッセウスの波瀾万丈の物語は、どの部分を読んでも興味がつきない。

講義の目的

これまでに習得したギリシア語の読解能力を高め、ギリシア語の原書を読む語学的訓練を行う。併せて、今日の文明の基礎を築いたといわれるギリシア精神とはどのようなものであったのか、その一端を学びたい。ホメロスの叙事詩は、人間に対する深い洞察、巧みな詩的構成などから、2800年を経ても少しも古めかしさを感じさせない。普遍的な価値を持ち続けるホメロスの二大叙事詩を楽しみたい。

講義計画

これまでに学習したギリシア語文法を復習しながら、テキストを読み解いて行く。

教科書・参考書等

テキストとコメンタリー(注解)はコピーした資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

ギリシア語第一、第二をすでに履修しているか、または同等の語学力があることが望ましい。

成績評価

平常点と試験

その他

人数制限を行うことがあります。(人数制限のためにレポート等の提出が必要な場合があります。)
ガイダンス(日時:10月7日(水)12:20-13:00 場所:西9号館W933)に必ず出席してください。

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