環境安全論 V   Environment and Risk Management

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担当教員
工藤 史貴  村山 武彦  日野出 洋文  阿部 直也  山田 明  小松 隆之  関口 秀俊  小原 徹  大内 幸雄  芹澤 武  井口 泰泉  篠原 直秀 
使用教室
金7-8(H101)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0615
シラバス更新日
2015年9月16日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

まず、過去の公害問題から現在の地球環境問題への変遷を理解し、環境と安全に対する認識を高める。次いで、様々な環境問題に対して講じられてきた政策について学ぶ。さらに、科学技術を駆使して行なわれている具体的な環境安全対策について学ぶ。総じて、地球環境問題を客観的かつ論理的に理解し、さらに、環境問題を考える上でも欠かせない安全という概念を理解し、持続可能な社会を指向できるようになることを目指す。

講義の目的

現代社会では環境問題に関する話題が多く取り上げられており、世の中の関心の高さが伺われる。しかしながら現在の情報社会においては、根拠に乏しい情緒的な情報が先走っている感が否めない。従って、世論を左右しうる科学技術者を目指す諸君は、地球環境問題を客観的かつ論理的に解釈して、持続可能な社会となるために、正確な情報を発信していかなければならない。本講義の特徴は、環境問題を考える上で欠かせない“安全”というキーワードを講義名に取り入れたことにある。絶対の安全は世の中に存在せず、様々な環境対策においても、許容限界の程度を考えざるを得ないからである。従って本講義では、科学と技術の視点から地球環境問題を理解し、環境と安全に関する基礎的な知識を習得するとともに、科学技術者として必要な客観的事実の把握方法と論理的思考の能力の向上、そして、その根幹となる技術者としての倫理観を備えることを目的とする。

講義計画

1. 環境安全論序論:環境と安全に関する序論、科学技術者倫理:1回
2. 地球環境問題の現状:公害問題、地球環境問題、大気と地球環境、化学物質と健康影響:3回
3. 環境問題に関する政策:環境アセスメント、PRTR、化学物質のリスク評価と管理:3回
4. 環境問題への対策:廃棄物処理と環境安全、化学物質と環境安全、廃棄物とリサイクル、建築とリサイクル、環境保全、環境触媒、グリーンケミストリー:4回
5. エネルギー問題:エネルギー全般、原子力、燃料電池、太陽電池、バイオマス:2回
6. 地球環境問題の将来:まとめ:1回

教科書・参考書等

参考書:環境安全科学入門(講談社サイエンティフィク)、環境安全論(コロナ社)

関連科目・履修の条件等

一年次では、科学の社会史、技術史第一、日本技術史、先端科学技術論、生命倫理学第二、環境論A、B、宇宙地球科学A、B、などが関連科目として推奨される。さらに二年次以降では、安全の化学、地球科学、地球環境科学、化学産業と技術革新論、建築環境、都市計画概論、人間環境の計画史、環境計画と評価、地球環境と環境政策、開発システム特別講義、水理学原理、水文・河川工学、海岸・海洋工学、水環境計画、生態環境工学、などが各学科で環境関連の講義として開設されている。

成績評価

出席点と期末試験で採点する。

担当教員の一言

本講義はテーマごとに各専門の教員が講義にあたるが、(1) 地球環境問題提起、(2) 環境問題に対する政策、(3) 環境問題に対する具体的な対策、と大きく三本立てにして、複雑になりがちな環境問題に関する話題を理解しやすくなるように工夫している。観点が異なり相反する考え方も出てくるかもしれないが、環境と安全に対して、科学技術者として求められるべき倫理観をしっかりと習得されることを望む。

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