今日の環境問題解決には社会システムの変革が不可欠であり、その方策としての環境計画や政策の理論と実際を学ぶ。まずエネルギー問題を題材に環境計画の具体的なアプローチや課題について解説する。続いて、文明社会の崩壊、江戸のリサイクル社会、産業公害が深刻化した近代社会などの歴史をふり返り社会システムとは何かを理解する。さらに深刻化する都市型社会の環境問題とその改善策、持続可能社会実現に向けた重要なツールである環境アセスメント/戦略的環境アセスメントの考え方を紹介する。
今日の環境問題解決には社会システムの変革が不可欠であり、その方策としての環境計画や政策の理論と実際を学ぶ。まずエネルギー問題を題材に環境計画の具体的なアプローチや課題について解説する。続いて、文明社会の崩壊、江戸のリサイクル社会、産業公害が深刻化した近代社会などの歴史をふり返り社会システムとは何かを理解する。さらに深刻化する都市型社会の環境問題とその改善策、持続可能社会実現に向けた重要なツールである環境アセスメント/戦略的環境アセスメントの考え方を紹介する。
1. 4月 8日(水)錦澤 滋雄(環境理工)(ガイダンス)
2. 4月15日(水)阿部 直也(国際開発)「持続的開発目標とは何か」
3. 4月22日(水)阿部 直也 「社会経済活動とエネルギー消費」
4. 4月30日(木)阿部 直也 「再生可能エネルギー技術の普及と課題」
5. 5月13日(水)石川 忠晴(環境理工)「環境破壊と文明の衰亡」
6. 5月20日(水)石川 忠晴 「近世日本の都市社会とリサイクル」
7. 5月27日(水)石川 忠晴 「近代日本の発展と公害」
8. 6月 3日(水)浅輪 貴史(環境理工)「都市環境問題とは何か」
9. 6月10日(水)浅輪 貴史 「都市環境計画と理工学の役割」
10. 6月17日(水)浅輪 貴史 「快適環境を創る、アメニティ」
11. 6月24日(水)錦澤 滋雄(環境理工)「環境計画・政策と社会システム」
12. 7月 1日(水)錦澤 滋雄 「環境アセスメント」
13. 7月 8日(水)村山 武彦(環境理工)「戦略的環境アセスメント」
14. 7月15日(水)村山 武彦 「国際協力と環境社会配慮」
15. 7月22日(水)錦澤 滋雄 「北欧のエネルギーシフト」
教科書:適宜、授業中に資料を配布する。
参考書:原科幸彦編著『環境計画・政策研究の展開』、岩波書店、2007
原科幸彦編著『市民参加と合意形成』、学芸出版社、2005
この科目は、平成18年度以降の入学生には総合科目、17年度以前の入学生には総合科目Bの単位として認定されます。
授業中の発表・討論と、レポートにより評価する。
連 絡 先:錦澤滋雄准教授 すずかけ台G5棟3階305号室
nishikizawa.s.ab@m.titech.ac.jp(内線5540)