本科目は、主に現代日本を対象に、国民と世論、メディアとジャーナリズム、民主主義の影響関係を取り扱う。
現代社会において、メディアを経由した世論は、政治と民主主義に直接間接に影響を与えている。
だが同時に、政治もまた、世論を見方につけるべくメディアを経由した情報発信や技術を磨いている(PRや政治マーケティング、パブリック・アフェアーズ)。
このような状況の政治社会的意味を理解するため、主にメディア論の知見と、メディア史を紐解きながら、
現代また将来のメディアと民主主義の関係について展望する。
なお前提知識は必要としない。
1.) 日本の現代政治史とメディア史の関係を概観し、説明できる。
2.) 現代日本のメディアと政治の権力関係を説明できる。
3.) メディアと政治の将来像を展望できる。
1. オリエンテーション
2〜5. 政治とメディアの現代史
6〜9. メディア論の視座と考え方
10. ゲストレクチャー(仮)
11〜15. PR、パブリック・アフェアーズ、マーケティングの発展と政治、民主主義
※ 履修者数に応じて、構成、進行を変えることがあります。
※ 履修者の文献要約とディスカッションを中心に進行します。
(参考書)
西田亮介,2013,『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』NHK出版.
平林紀子,2014,『マーケティング・デモクラシー――世論と向き合う現代米国政治の戦略技術』春風社.
ラハフ・ハーフーシュ,2010,『「オバマ」のつくり方 怪物・ソーシャルメディアが世界を変える』阪急コミュニケーションズ.
その他、適宜資料を配布します。
特になし。
中間レポート30%
期末レポート40%
各回のコミットメント(報告、プレゼンテーション)等 30%
※履修者数に応じて、試験に変更する可能性があります。
不明点があればご連絡下さい。 ryosukenishida@gmail.com