現代社会において、衣服は単に身体を守る物ではなく様々な役割を担っています。この講義では流行・オシャレとは何か・・・といったキーワードを軸にファッションについて学び、「ファッションを通じて自分らしさを伝えていくこと」について一緒に考えていきます。
「ファッション」は、社会生活を送るうえで欠かせないものですが、衣服を「着る」という意識は人さまざまです。ファッションの持つ社会的な役割が、時代とともにどのように変化していったのかを検証し、現代衣生活を送る上でファッションをどのように生活の中で役立てていけばよいのかを考えます。
前半-中盤 ファッションとは何か
ファッションの特徴は、流行がめまぐるしく変化することにあります。この前までみんなが愛用していたアイテムが、時が経つと見向きもされなくなるということはよくあることです。しかし、近年ではファッションに対する考え方、取り組み方が変わってきているように感じます。ここでは歴史的な背景を踏まえ、ファッションがどのように変化しているのかを検証していきます。
後半 ファッションをデザインする
ファッションデザインは衣服の小売り販売をするアパレルメーカーのみならずゲームやアニメーションのキャラクターデザインとしても展開されています。衣服をデザインするプロセスについて学び、ファッションにおける大切な要素について考えていきます。ファッションデザインを通じ、日本のファッションや文化が世界に及ぼす影響を踏まえ、これからのファッションについて考えてみます。
教科書「ファッションライフの楽しみ方」(岩波書店)。参考書は講義中に指示します
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
レポート
ファッションが好きな方はもちろん、興味はあるけど苦手な方や自分のファッションにどこから手をつけていいかわからない方もご参加下さい。人数制限をする場合があるので、一回目(10月5日)の授業には必ず出席してください。