メディア心理学   Media Psychology

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担当教員
岩男 征樹 
使用教室
月3-4(H101)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0190
シラバス更新日
2015年4月20日
講義資料更新日
2015年3月16日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

日常生活の中で,我々はいったいどのようにメディアを介して他者とやり取りし,活動しているのだろうか。近年の心理学では,様々なメディアに媒介されたコミュニケーションを情報伝達としてではなく,日常の中の文化歴史的な「メディア実践」と捉えた上で,研究者が直接現場に赴き人々と関わりを持ちながら調べていく研究が増えている。本授業では,実際に社会で注目されている具体的事例をいくつか取り上げ,全員で検討していく中で,それらに関連した研究の理論的枠組みと方法を紹介する。

講義の目的

本授業では,これまでメディア実践に関する心理学の代表的な研究を1つ1つ取り上げ,理論と方法を中心に紹介してきた。本年度は日常の中の具体例を題材にして,より実践的な解説を行う。アイドルを対象として,作り手のメディア戦略やファンの文化的実践の実際を紹介しながら,その中で適宜,理論や方法を学んでいく。それにより,最終的にはメディア実践の現実により即したかたちで学術的な考察ができるようになることを目的とする。

講義計画

第1回 オリエンテーション及びイントロダクション〜メディア実践とは何か
第2回 メディア実践研究の方法について
第3回 日本におけるアイドルの歴史
第4回 現在のアイドルのライブパフォーマンスの特徴〜仕掛けのメソドロジー
第5回 現場におけるファンの実践〜メジャーとインディーズの違い及びその合理性
第6回〜第13回 (メジャーからインディーズまで個別にアイドルグループを取り上げる)
第14回 演習〜自分で調べよう
第15回 全体のまとめ


 

教科書・参考書等

必要に応じて資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

レポートもしくは課題の成績に基づく。

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。授業中に情報検索する場合があるので,できればノートパソコンを有していることが望ましい。

その他

推奨学期:1学期
連 絡 先:大岡山西9号館8階805号室(内線2262)

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