小説生成論Ⅱ   Birth of fiction Ⅱ

文字サイズ 

担当教員
磯﨑 憲一郎 
使用教室
水1-2(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0186
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

短篇小説を執筆し、授業内で発表・批評し合う中で、「小説生成の原理」を学ぶ。

講義の目的

担当教員自身の小説観、執筆法を説明した上で、学生自らが短編小説を執筆し、授業内で発表・批評し合う。議論の中で、「小説に内在する力」「小説生成の原理」、更には、芸術作品を生み出すために必要な「創造的思考法」について考える。

講義計画

初回のオリエンテーションで発表者の順番を決めた上で、以降は全員参加型の討議形式とする。学生には、既成概念や文学理論に頼る事なく、「自らの頭で考え、自らの言葉で語る」能動的姿勢を求めて行く。ゲストとして小説家、画家、文芸評論家、文芸誌編集者等に議論に加わって貰う事を考えている。最終週には、参加者・関係者による投票で「最優秀作品」も決定する予定。

教科書・参考書等

保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」(中公文庫)を適宜参照する。その他に必要な場合には授業内で指示する。

関連科目・履修の条件等

原則として四年生を対象とする。討議形式の授業なので人数は制限する。

成績評価

授業中の発言及びレポート(短編小説)による。

担当教員の一言

この授業では、出席者全員に短篇小説を書いて貰います。一人の実作者として、私が日々どのように小説を書いているか?は最初に説明しますが、学生の皆さんがどのような小説観を持ち、どのような作品を書くか?は、皆さん一人一人が考えるしか有りません。自分も小説を書いてみたいという積極性と、他者の批評には耳を傾ける謙虚さの、両方を併せ持った方の参加をお待ちしています。

このページのトップへ