社会学応用   Application of Sociology

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担当教員
鈴木 鉄忠 
使用教室
月3-4(W621)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0170
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

本講義では、社会学基礎論の学習内容を日常生活に応用することによって、普段じっくりと考えることの少ない日常生活の体験から、現代社会の構造や変化を考えていきます。

講義の目的

社会学の応用講義として、(1)社会学基礎論の知識や概念を身をもって理解すること、(2)社会学に特徴的な考え方に慣れ親しむこと、(3)日常生活を社会学的に考え、「社会学する」ことを目的とします。

講義計画

第1講 講義の概要(講義の目的・学習内容・進め方)
第2講 社会学の考え方(関係性を捉える社会学的想像力)
第3講 公共空間と親密空間(見えない秩序を発見する)
第4講 公共空間のルールとルーツ(通勤と郊外の成立)
第5講 公共空間と親密空間の変容(「ケータイ」メディアの誕生と影響)
第6講 時間の変容(近代社会における時間の分離と再結合のメカニズム)
第7講 時間の複数性(現代社会における時間の体験/体験の時間)
第8講 時間への挑戦(複数の時間に生きているということの意味と意義)
第9講 「美しい」「正常な」身体?(身体への規律権力の浸潤)
第10講 取り換えのきかない身体(個々人の欲求と抵抗の可能性)
第11講 アイデンティティ?(いつから問題になったのか)
第12講 「自分は何者か」と「あなたは誰か」(自己同一化と承認のせめぎあい)
第13講 地域社会の変容 (日本社会の場合)
第14講 グローバル化の行方と行く末 (惑星社会の限界と可能性)
第15講 総括・まとめ

教科書・参考書等

テキストは特に使用しない。参考文献は以下。①A.メルッチ『プレイング・セルフ―惑星社会における人間と意味』(新原道信・長谷川啓介・鈴木鉄忠訳)、ハーベスト社、2008年。②長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学』有斐閣、2007年

関連科目・履修の条件等

推奨学期に該当する学生のみ受講可能。「社会学基礎論」の受講が望ましい。

成績評価

複数回の授業内小レポート40%、期末試験60%。ある程度出席し小レポートを提出して授業内容を理解しなければ、及第点をとることは難しい。その点に十分留意すること。

担当教員の一言

授業で取り上げた概念や論点は、社会学の事典・辞典・参考文献を活用して復習すること。教室を出た後も社会学のテーマはたくさん転がっている。予習・復習の一環として、それらを「社会学的に考える」「社会学する」ことを試みて欲しい。

その他

連絡先:大岡山西9号館7階714号室(3776) 価値システム事務室

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