日本映画に見られる死生観   Views of Life and Death in Japanese Films

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担当教員
弓山 達也 
使用教室
水1-2(H136)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0140
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

日本人は現世中心で死や死後の世界についての明確なヴィジョンが希薄と言われる。確かに我々は死や生について考えずとも日常生活をおくることができる。しかし外国人が見ると日本人は独特な死生観を有していると考えられている。この講義では世界的に注目を集めた日本映画を題材に日本人の死生観を探るものである。

講義の目的

この講義を通じて、学生が以下の知識や能力を身につけることを目指す。
(1)日本人の代表的な死生観に関する諸説を理解する。
(2)映画のストーリーの背後にある時代性・社会性・文化性を見極めるセンスを養う。
(3)日本人の死生観とは何か、自分の言葉で語れるようになる。

講義計画

第1回:ガイダンス
第2回~第13回
下記の日本映画を、A解説と鑑賞と問題提起、Bリアクションペーパーの執筆、あるいはグループワーク、Cリアクションペーパーの教員による読み上げ、あるいはワークの報告による情報の共有という流れで、課題を検討していく。
・黒澤明監督「生きる」(1952年) ・小津安二郎監督「東京物語」(1953年)
・北野武監督「HANA-BI」(1998年) ・滝田洋二郎監督「おくりびと」(2008年年)
第14回・第15回:まとめ

教科書・参考書等

特にない

関連科目・履修の条件等

映画の鑑賞は時間の関係上、部分的にならざるを得ない。別途、全編を鑑賞することを強く薦める。

成績評価

リアクションペーパー(50%)とグループワーク(50%)を原案として、第1回目の講義で学生諸君の意見を聞いて決める。

担当教員の一言

(1)本を読めば判ることを話すつもりはない。自分の頭で考え、それを他者に伝えることを重んじる。
(2)そのため課題を自分に引き寄せ、受講者数にもよるが、グループワークや発表を取り入れる。
(3)受講に関する注意事項や人数制限をする場合があるので第1回目の講義には必ず出席すること。

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