本講義では私たちの宗教観からはじめ、現代における宗教状況を概観し、いくつかのトピック(スピリチュアリティ、カルト、宗教的価値観と世俗の価値観の対立、宗教病理、宗教の社会貢献など)を選んで、学生とともに考えていく。教団の歴史や教義や儀礼よりも、現代における宗教の位置・意味・役割を考える講義である。
この講義を通じて、学生が以下の知識や能力を身につけることを目指す。
(1)現代社会における宗教状況に関して概略を押さえ、その役割について理解する。
(2)現代宗教の可能性と危険性について見極める能力を持つ。
(3)宗教とは何か、自分の言葉で語れるようになる。
第1回~第4回:宗教とは何か(私たちの宗教観、宗教の定義、宗教基礎知識など)
第5回~第8回:宗教とカルト(宗教の暴力性・危険性、マインドコントロールなど)
第9回~第13回:学生の選んだトピックを解説・検討
第14回~第15回:まとめと確認テストとその解説
特にない
特にない
リアクションペーパーとグループワークとその成果と確認テストで成績をつける。その割合については初回の講義で決定する。
(1)本を読めば判ることを話すつもりはない。自分の頭で考え、それを他者に伝えることを重んじる。
(2)そのため課題を自分に引き寄せ、受講者数にもよるが、グループワークや発表を取り入れる。
(3)受講に関する注意事項や人数制限をする場合があるので第1回目の講義には必ず出席すること。