古典文学   Japanese Classics

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担当教員
津島 知明 
使用教室
金1-2(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0126
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

私たちの前には「日本古典文学」と呼ばれる数々の作品が存在します。ところが実際,それらはなぜ「古典」たり得ているのでしょうか。単に「古いから」ではおそらくないはずです。ここでは『枕草子』『源氏物語』という,よく知られた作品を取り上げながら,なぜそれが「古典」と認定されてきたのか,そして,いま私たちとどのような対話が可能なのかを,考えていきたいと思っています。

講義の目的

テーマ:古典文学再入門
古典文学を学び直します。受験古文のように細かな文法事項にはこだわりませんが、どこに面白さがあるのか、あくまで原文を読みながら考えていきます。

講義計画

以下のテーマを順次取り上げていきます。 受講者の顔ぶれを見ながら、作品入門のような解説も行っていく予定。
○私たちは何を読んできたのか――古典文学の「本文」
○平安時代の貴族たち――摂関政治の明暗
○清少納言の沈黙――枕草子と歴史背景
○古代語と現代語との間――古文を古文として読む
○源氏物語入門──光源氏と女性たち
○源氏物語を読んでみる――政治と恋愛の距離
○絵巻というメッセージ――終わらない物語
○源氏物語の映像世界――「加工と流通」の問題点

教科書・参考書等

(参考文献)津島知明『ウェイリーと読む枕草子』(鼎書房、2000円)
随時プリントを配布する。

関連科目・履修の条件等

改めて「古典文学」を読んでみようという意欲や志のある者。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

授業時リポート
授業内容に関わるテーマについて、調べたもの・まとめたものを最終授業時に記述して提出してもらう。
(ノート、配布物、参考文献など持ち込み可。)

担当教員の一言

高校までの「古典」の好き嫌いは問いませんが、受講に臨む姿勢や志も評価の対象とします。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:4学期
連絡先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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