近代文学   Japanese Modern Literature

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担当教員
野網 摩利子 
使用教室
月3-4(W241)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0125
シラバス更新日
2015年9月25日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

日本近代文学と科学との相互交流を学び、主体的に文学を考察してみよう。扱う作家は、夏目漱石、寺田寅彦を中心とする。科学的観点からの文学の分析、ならびに、小説内で取り上げられる科学の検証を通して、現代では問われることの少なくなった、文学とは何かという問題、および、文学から照らすなら科学の特質とは何かという問題を考える契機を与える。

講義の目的

洋の東西を問わず、古来、学問分野であり続けてきた“文を扱う学”から、文学と科学を考える。文学中には、諸種の学問、書籍、教養が散りばめられている。たとえば日本近代文学には、西洋の18・19世紀近代文学、東洋の古典籍、西洋近代科学、東洋古来の宗教的学問体系など、多様だ。書かれた時代は近代であっても、その内容は日本近代に囚われず、東西古今の時空を横断している。科学の知識を活かして、グローバルな教養を身に付けよう。

講義計画

1 ガイダンス
2 夏目漱石『吾輩は猫である』(1)
3 夏目漱石『吾輩は猫である』(2)
4 夏目漱石『吾輩は猫である』(3)
5 夏目漱石『草枕』(1)
6 夏目漱石『草枕』(2)
7 夏目漱石『三四郎』(1)
8 夏目漱石『三四郎』(2)
9 夏目漱石『明暗』
10 寺田寅彦 評論(1)
11 寺田寅彦 評論(2)
12 寺田寅彦 随筆 (1)
13 寺田寅彦 随筆 (2)
14 寺田寅彦 小説
15 まとめ

教科書・参考書等

プリントを配布する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

毎回の感想文による平常点と期末レポートとによる。

その他

連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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