論理学第二   Logic II

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担当教員
東 克明 
使用教室
月5-6(H101)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0104
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年11月24日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

第二では述語論理を扱う。まず、単項述語(「・・・は男である」のような、インプット一つである述語)に限定して述語論理を学習する。単項述語論理においては、議論の妥当性が決定可能であることも紹介する。次に、一般の述語の論理を学習する。述語論理においては議論の妥当性は決定不可能であること、ただし、述語論理の体系において完全性と健全性が成立すること、をみていく。なお,第一で学習した命題論理の体系を既知として講義を進める。注意されたい。

講義の目的

命題論理の枠を超え、量化をともなう文の構造、およびそれらの文からなる推論の構造を明らかにし、技術的内容を伴った理解ができることを目指す。

講義計画

1 イントロダクション,単項述語論理(構文論)
2単項述語論理(日本語文の記号化)
3-4単項述語論理(演繹)
5 単項述語論理(有限モデルと真理関数的展開:議論の非妥当性)
6 中間テスト
7 述語論理(構文論)
8-9 述語論理(日本語文の記号化)
10 述語論理(演繹)
11-13 述語論理(モデルと議論の非妥当性)

14 演習 
15 予備

教科書・参考書等

適宜プリントを配布する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

2回のテストによって評価する。

担当教員の一言

論理学は一言で云えば推論の妥当性に関する学問である。そして20世紀においてそれは数学化され、現在ではコンピュータの正確な理解にとって不可欠のものとなっている。また論理は人間の合理性、科学の合理性にとって不可欠の要素である。こうした学問を早い時期に学んでおくことは非常に望ましい。

その他

推奨学期:4学期
連絡先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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