この講義は、ものつくり教育研究支援センターが開講する創造性育成科目です。毎年、夏休み期間中に集中講義形式(9月中旬から下旬)で実施します。具体的な対象として「スターリングエンジン」を取り上げ、設計作業や材料加工、あるいはエンジンの調整・運転までの一連の作業について少人数のグループで取り組み、実際に動くエンジンを製作します。
本学には、ものつくりに興味を持つ学生がたくさんいると思われます。しかし、全ての学部・学科において設計作業や材料加工を学ぶ機会が提供されているわけではありません。本講義では、理論、設計(CADを含む)、製作、評価という一連のプロセスを体験し、「ものつくり」の楽しさや創意工夫の重要性を実感することで、創造性の基礎を育むことを目標としています。
夏休み中の9月中下旬に2週間程度の集中講義。題材として「スターリングエンジン」を取り上げる。
1. スターリングエンジンに関する座学
2. 工作機械の安全講習と技術指導
3. 3次元CADによる構造検討と機械加工のための2次元図面作成
4. 機械加工および3Dプリンタによる部品作製
5. 組立および試運転の後に回転数コンテスト
必要に応じて配布する。
主に一年次学生を対象とするが、それ以外の学生も希望者数の状況に応じて可。
製作物ならびに平常点の総合評価
最近は、「勉強すると言うことは教わると言うこと」と誤解している受身の新入生が多く見受けられるが、理論、シミュレーション&設計、製作、評価という一連のプロセスを体験することを通して「ものつくり」の楽しさや創意工夫の重要性を実感することにより、2年次以降の教育において積極性・創造性を発揮することを期待します。