この講義は,小学校・中学校・高等学校における生徒・進路指導と教育相談に関して,その基盤となる諸理論,及び,今日の日本における関連行政施策の特質と課題について学び,キャリアカウンセリングの現場における具体例に基づいて学習し,生徒指導,進路指導,教育相談に関する基礎的な知識と技術を身につけることを目的とする。
その上で,「すべての児童・生徒が充実した学校生活を送れるように,生徒同士,および教師と生徒の人間関係を育てること」,「児童・生徒が,社会的自立に必要な基礎的能力を身につけられるように指導・援助すること」の実現に必要となる基本的な態度・能力を修得することをめざす。
1 オリエンテーション
2~3 生徒指導・進路指導の基礎理論と児童生徒の発達に関する基礎的理解
4~6 生徒指導・進路指導に関する今日の行政施策の特質と課題
7~9 キャリア教育の推進と学校における実践
10~12 キャリアカウンセリングの基礎的知識とスキル
特に指定しない。講義資料は配布する。(必要に応じて,各自,文部科学省,国立教育政策研究所等のウェブサイトから,関連資料のプリントアウトを求めることがある)
初回の授業で,履修方法等の説明をするので必ず出席すること
出席状況,授業への参画状況,授業時に課す課題への取り組み,最終試験などの総合評価。集中講義であることに鑑み,出席状況・授業への参画状況を重視し,いかなる理由がある場合においても3分の2以上の出席を最低要件とする。