本講義は教職科目の一つであり、学校教育における道徳の授業について考えていく。
具体的には、道徳教育の目的・意義、思想、歴史、諸外国の道徳教育、道徳性の発達、
道徳の学習指導案、授業評価などを網羅的に取り上げる。
最終的には以上の話を踏まえ、学習指導案を作成する。
同時に、講義内においてはペアワーク、討論、リアクションペーパーなどを実施し、
講義に主体的に関わり、考えをまとめたり表現したりすることも副次的に学ぶ。
本講義は教職科目の一つです。本講義の中では道徳教育について考えていくこと,子どもと学校の現状や問題点を知りより良い授業案を作成することが目的です。
・イントロダクション
・社会の変化と子どもの成長
・道徳教育の思想
・道徳教育の歴史:戦前
・道徳教育の歴史:戦後
・道徳性心理学①
・道徳性心理学②
・外国の道徳教育
・学校における道徳教育
・道徳の時間の指導
・学習指導案の作成
・さまざまな教育活動と道徳教育
・道徳の評価
・学習指導案の発表
・まとめ
・授業においてレジュメを配布します。
・参考書は適宜、紹介します。
・中学校学習指導要領解説 道徳編 文部科学省
・教育心理学を履修していることが望ましいです。
・課題の提出(リアクションペーパー、学習指導案、レポート)
私たちが生きていくことは絶えず誰かと関わっていくことであり、その中で行われる判断にはすべて価値が反映されているといえます。本講義では、その道徳的判断が他者との関係性の中でどのように育まれていくのか、考えていきたいと思います。