次の豊かさを模索する中で、日本の社会には解決しなければならない問題が多い。とくに深刻なことは、「分かってはいるが、誰もやろうとせずに解決できないまま放置されている」現実である。すなわち、リーダーシップ力が決定的に不足している。
リーダーシップとは他者を巻き込んで、現状を変えていこうとする行為である。一握りの卓越したリーダーだけではなく、すべての人が日常的に求められる。リーダーシップは、学んで磨きをかけて掴みとるものである。
本講座は学術的なリーダーシップ論を学ぶのではなく、実践を重視する。まずは、自分の強みや弱み、持ち味を謙虚に知ることから始める。その上で、これからプロフェッショナルとして目指す方向や、心構えや信念を固めることをねらいとする。
1) 組織と働く人々の現状と課題を認識する
2) 自己を知る「自分の理解と他人への理解」
3) リーダーシップを理解する「リーダーシップとは何か」「求められるスキルとは」「どのように鍛えるか」
時代認識と求められるプロフェッショナル人材
組織と人間
「人の本性を知る」「集団の力を高める」
自己を知る
「自分の理解と他人への理解」
リーダーシップ開発
「リーダーシップとは何か」「求められるスキルとは」「どう開発するか」
推薦図書は,初回講義および期間中の授業で選定する。
本講座では,静かに,黙って受講する人の出席を望みません。
“他人からも認められる『自分の考え』をどれだけ深く磨いてもらえるか”を大事にしたいですね。
指定テーマを論文で提出。評価項目と尺度は,事前に説明する。
日本の社会にリーダーシップが枯渇している。リーダーシップは学んで自分のものにするものである。
本講座に積極的に参画して、自己を知るとともに、リーダーとしての心構えや信念を固めてもらいたい。
Moritaka_Sugimoto@jma.or.jp