スポーツ実習II 6類b   Sports Exercise II

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担当教員
藤本 浩一  須田 和裕  石川 国広  小谷 泰則  林 直亨 
使用教室
金7-8  
単位数
講義:0  演習:0  実験:1
講義コード
3062
シラバス更新日
2014年9月22日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

本授業で扱う運動種目は「バドミントン」です。
「6類」の学生を対象とします。 3062
本授業は、「バドミントンのダブルスゲームを、愉しみながら安全かつ円滑に行うことができる」を主たる達成目標とします。
したがって、バドミントンの技術レベルは「初中級」を基準として、授業を展開します。しかし、これまで課外活動や体育会活動でバドミントンを行っていた上級レベルの学生についても、上記の技術レベル基準の学生とともに、主たる達成目標について興味・関心を持つ者は、受講を歓迎します。
第1週目のガイダンスを経て、授業の前半期(第2週〜第7週)は、主たる達成目標のための準備に使用し、後半期(第8週〜第15週)にて、主たる達成目標の実現を目指します。

場所は体育館アリーナ。
バドミントンラケットは貸し出します。

講義の目的

健康スポーツ科目では,健康的な生活や運動・スポーツ等に関する理解を深め,「幅広い視野を持った人材の育成」を目的とします。スポーツ実習Ⅱは,運動習慣の「継続化」と生涯スポーツへの「契機」となることを目指して,心身の健康と体力の維持増進,健康生活の実践力やグループワークスキルなどの向上をねらいとします。

講義計画

第1週
種目別ガイダンスと種目分け,種目別の連絡

第2週〜第7週(目標達成準備期)
サーブ、クリアー、ドロップ、スマッシュ、ドライブ、ロビング、ネット、ハイバックストローク、フェイント、以上の打ち方について、ゲームを愉しみながら安全かつ円滑に行うことが出来るレベルまでの上達を目指します。
目標達成準備期の授業については、基礎期(およそ第2週〜第4週)と応用期(およそ第5週〜第7週)に大別します。

基礎期(およそ第2週〜第4週)
ラケットとシャトルの飛行特性に慣れることから始め、各種の打ち方に関するラケット握り方やラケットの軌道、身体の使い方と腕部への力の伝達方法(kinetic chain:運動連鎖)や出力方法(回内、回外運動など)、およびラケット軌道上のどの位置でシャトル軌道と交差させるかなどについて、理論的理解と実践の積み重ねを行います。さらに、授業を安全かつ円滑に行うための注意点・留意点についても、合わせて理解と実践を行います。

応用期(およそ第7週〜第10週)
様々な状況・条件設定下において、ラリーを長く続けることを主眼とした授業を展開します。

第11週〜第15週(目標達成期)
ルールを学習し、ダブルスゲームの実践を行います。個人と集団がともに愉しみ、充足感をもちながら、安全かつ円滑にゲームを行うためには、目標達成準備期で獲得した様々な「知」を統合し、状況・条件との擦り合わせを行いながら、実践することが必須となります。バドミントンというスポーツを用いて、「知の統合と実践」を行うためには、高い目標達成意識、積極的な姿勢が求められます。

教科書・参考書等

特になし

関連科目・履修の条件等

シューズは、体育館フロアに悪影響を与えないものを使用し、靴紐は必ず緑色のものを用いること。
服装は、運動に適切なものであれば特に指定しないが、体育館へ入る際には、通学時に着用していた服装から運動に適切な服装に更衣すること。また授業後には、運動時に着用していた運動着の更衣を行うこと。

成績評価

技能、理解、実践などから総合的に評価する。

担当教員の一言

単に身体を動かして爽快な気分になることも、スポーツが持つ重要な価値のひとつです。しかし、これだけでは、大学における授業としては少々物足りない。極論を言えば、スポーツクラブへのアウトソーシングも可能であろう。上述した講義の目的にある「幅広い視野を持った人材の育成」を考えた場合、例えば、以下のような事柄を注目しながら受講するのは、どうであろうか。動きに関する言語や視覚的情報を処理し、これを元に工夫しながら自身の身体で出力・再現すること(情報の理解処理能と応用出力能)、この点を考えれば、「知っていること、解ること」と「出来ること」との間に、ある種の隔たりが存在することを体感できると思います。「英語は読めるけれども、しゃべれない」とも似たようなものであろうか。
また、安全かつ円滑な授業は、参加学生自らの積極的な働きかけ無くしては実現しません。安全も円滑な進行も、その多くは他人任せで、その作られた枠の中で、他律的に状況が保たれている状況の先には、自律的に作った枠の中で自由自在に振る舞っても、授業が安全かつ円滑に進行する状況が、確かに存在します。これは論語にある「己の欲するところに従えども矩を踰えず」と通じるものです。自分の心に思う事をそのまま行なっても、規範から外れることはないという、孔子が70歳にして感じた境地ですが、みなさんには、この境地が確かに存在し、自分自身が実現できるということへの確かな手応えを、この授業で得て欲しいと願っています。以上の他にも、科学的・文化的レベルの高い価値が、運動・スポーツには沢山含まれています。
バドミントンを通して、このような沢山の価値をより多く見いだし、理解→実践することが、講義の目的の達成に関して、大いに重要なポイントであると考えています。

連絡先(メール、電話番号)

メールアドレスは以下のとおりです。
ローカルパート kowich.fujimoto.0128
ドメイン gmail.com
ローカルパートとドメインの間に@を入れて、使用してください。

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