基礎生物学A 4   Basic Biology A

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担当教員
土 明文 
使用教室
月1-2(W531)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1704
シラバス更新日
2014年4月5日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

21 世紀は生物学の世紀である.今後,全ての理工学生にとって,生物学の基礎的な知識や思考法がますます重要になってゆくだろう.本講義では特に,高校生物を履修してこなかった学生を対象に,生物学の初歩を解説してゆく.

講義の目的

一口に生物学と言ってもその内容は多岐に渡るため,全 15 回の講義で全てを網羅することは不可能である.そこで今期は,以下にあげる比較的基本的なトピックに焦点を当てることとする.

・分類と系統
・細胞
・遺伝
・進化
・生理

昨今話題にのぼることの多い「環境問題」であるが,その基礎となる「生態学」は時間的な制約により割愛せざるを得ない.ぜひ別のチャンスを見つけて,トライしてみて欲しい.

講義計画

1. ガイダンス/生物の多様性
2. 多様性を手なずける 1
3. 多様性を手なずける 2
4. 生物の基本単位である細胞とその構造
5. 「生きる」ためのエネルギー
6. 細胞分裂
7. 遺伝子の本体〜DNA
8. 遺伝子からタンパク質へ
9. 遺伝子発現の制御
10. 生物の進化史
11. 進化のメカニズム
12. 神経とホルモン
13. 体内環境の維持
14. 大きさと複雑さ
15. まとめ

教科書・参考書等

参考書:『ケイン 生物学』Cain, Michaelほか[著] 石川統ほか[訳] 東京化学同人

関連科目・履修の条件等

意欲ある学生の履修を待っています.

成績評価

出席と試験で評価する

担当教員の一言

「生物学=暗記」というイメージは根強いが,侮ることなかれ.そこには数学や物理学に負けず劣らぬ精巧で巧妙なロジックの網が張り巡らされている.厳しい時間的制限の許す限り,そのダイナミズムを楽しんでゆきたい.

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