化学第一 III-1   Chemistry I

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担当教員
佐藤 満 
使用教室
月5-6(W321)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1606
シラバス更新日
2014年3月18日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

I 化学で用いられる方法や考え方を修得する。所定の教科書を用いる。
II 化学を学ぶための導入と,熱力学,特に熱力学の第一法則を中心に講義する。

講義の目的

化学を学ぶための導入と、化学の基礎となる物理化学で重要な「熱力学」についての解説を行う。特に、熱力学の第一法則を中心に講義する。

講義計画

1.気体の性質:完全気体-気体の状態
2.気体の性質:完全気体-気体の諸法則
3.気体の性質:実在気体-分子間相互作用
4.気体の性質:実在気体-ファンデルワールスの式
5.気体の性質:実在気体-対応状態の原理
6.第一法則:基本的な概念-仕事、熱、エネルギー
7. 第一法則:基本的な概念-内部エネルギー
8.第一法則:基本的な概念-膨張の仕事
9.第一法則:基本的な概念-熱のやりとり
10.第一法則:基本的な概念-エンタルピー
11.第一法則:基本的な概念-断熱変化
12.第一法則:熱化学-標準エンタルピー変化
13.第一法則:熱化学-標準生成エンタルピー
14.第一法則:熱化学-反応エンタルピーの温度依存性
15.第一法則:状態関数と完全微分-完全微分と不完全微分
16.第一法則:状態関数と完全微分-内部エネルギーの変化
17.第一法則:状態関数と完全微分-ジュール-トムソン効果

教科書・参考書等

教科書: P. Atkins, J. de Paula(千原秀昭、中村亘男訳):物理化学(上)第8版 東京化学同人 第1~2章

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

期末試験

担当教員の一言

III類の学生諸君にとっては専門の基礎となるものである。熱力学第一法則は化学第二での第二法則へ続くものであるからしっかりと学んで欲しい。熱力学は抽象的な概念を含んでいるので一度で完全な理解は困難であるが、諦めずに辛抱強く将来に渡って学んで欲しい。

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