I 物理学で用いられる方法・考え方を修得し,同時に基礎的法則を修得することを目的とする。所定の教科書を用いる。
第1,2,3,5,6及び第7類の学生に対して行う。
II 質点,質点系及び剛体の力学。
ニュートンの古典力学の体系を学び、力学現象を究明する際、用いられる物理学の方法や概念を理解し、それらを実際に応用できるようにする。
※ 以下の順番でやるわけではありませんが、以下の項目を網羅します。
1.運動の記述と運動の3法則
位置、速度、加速度、運動の法則、運動量、力積
2.質点の1次元の運動
単振動、強制振動、仕事、エネルギー保存則、ポテンシャル
3.質点の2次元の運動
放物体の運動、2次元の場合の運動方程式の積分、線積分、保存力
4.中心力と角運動量
ベクトル積、力のモーメント、角運動量、中心力
5.惑星の運動
ケプラーの法則、万有引力の法則、惑星の運動の記述
6.質点系の力学
2体問題、質量中心、相対座標、質点系の運動量、角運動量、エネルギー
7.剛体の力学
剛体の運動方程式、慣性モーメント、物理振子、剛体の平面運動
8.相対運動
慣性系、慣性力、コリオリカ
戸田盛和 著 「力学」 (岩波書店) 等
なし
7月13日の講義中に試験を行ない、その結果に基づいて成績をつける。試験中、ノート1冊の持込を許可する。
毎回出席をとることはしないが、出席人数が極端に少ない場合は、出席をとり、評価の対象とする。