この授業では、現代国際関係に関する問題を理解すると同時に、問題解決の方法を考えることを目的とします。特に前期の国際関係論第一の授業では、現代社会の諸問題解決へ向けた国際問題解決のための仕組みに注目し、国家、国連、地域機構の関係や、今後の国家や国連のあり方といった視点から、現代国際関係にアプローチします。
・国際政治の基本的考え方を身につける。
・現在国際関係に関する問題発見、問題解決能力を養う。
詳細な授業計画は最初の回でお知らせしますが、扱う主なテーマは下記のようになります。
・(国際)政治への視座
・変わりゆく国際政治:国家と多様な行為主体
・安全保障とは?
・冷戦後の安全保障と国連
・国連と多国間主義
・国際的相互依存と公共財
・21世紀の地球システムと国際関係
・持続可能な開発の国際政治
・国際政治の現実:世界最初の環境会議のケーススタディ
・地域統合の長短と可能性
・国際政治からガバナンスへ
・蟹江憲史「環境政治学入門:地球環境問題の国際的解決へのアプローチ」丸善、2004年
・新藤栄一「現代国際関係学」有斐閣、2006年
・山田高敬・大矢根聡編「グローバル社会の国際関係論」有斐閣コンパクト
国際関係論第二とあわせて受講することが望ましい。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
試験、授業中に課した課題、授業への参加・貢献等を考慮して成績を評価する
詳しい講義計画は、第1回授業時に配布します。
推奨学期:1学期