- 担当教員
- 猪原 健弘
- 使用教室
- 金1-2(W933)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 0186
- シラバス更新日
- 2014年5月14日
- 講義資料更新日
- 2014年4月15日
- アクセス指標
-
- 学期
- 前期 / 推奨学期：3
講義概要
私たちの心理的側面である「態度」と、意思決定や情報交換の関わり合いに注目しながら、集団意思決定状況の振る舞いについて解説していく。
講義の目的
私たちは、他の多くの人と共に社会ネットワークを形成している。また、社会ネットワークの中での私たちの暮らしは意思決定の連続である。その意思決定は互いに他者に影響を及ぼし、さらに社会ネットワーク全体の振る舞いにも影響を与える。この講義では、特に、「私たちが他者に対して持っている態度」に注目し、私たちの意思決定と社会ネットワークの振る舞いの間の関係について解説することを目的とする。
講義計画
第1 週 （4/11）講義計画の説明・数学的記号の準備
第2 週 （4/18）集団意思決定状況のモデル1：協力的意思決定状況のモデルと分析
第3 週 （4/25）集団意思決定状況のモデル2：競争的意思決定状況のモデルと分析
第4 週 （5/2）態度とその安定性1：社会ネットワークと態度、バランス理論
第5 週 （5/9）態度とその安定性2：分離可能性と集群化可能性
（5/16 はオープンキャンパスの日、授業なし）
第6週 （5/23）態度とその安定性3：集群化可能性の特徴づけ
第7 週 （5/30）協力的意思決定状況と態度1：協力的社会システム、意思決定基準への態度の影響
（6/6 は休講）
第8 週 （6/13）協力的意思決定状況と態度2：議論の停滞と分離可能性
第9 週 （6/20）協力的意思決定状況と態度3：交渉整合性と集群化可能性
第10 週 （6/27）競争的意思決定状況と態度1：競争的社会システム
第11 週 （7/4）競争的意思決定状況と態度2：関係支配戦略均衡と関係ナッシュ均衡
第12 週 （7/11）競争的意思決定状況と態度3：関係均衡を用いた分析
第13 週 （7/18）発展的内容
第14 週 （7/25）発展的内容
第15 週 （8/1） 期末試験
教科書・参考書等
教科書：「感情と認識－競争と社会の非合理戦略II」、勁草書房、2002年
Text Book: Emotions and Perception, Keiso-syobo, 2002 (in Japanese)
参考書：「合理性と柔軟性－競争と社会の非合理戦略I」、勁草書房、2002年
Reference: Rationality and Flexibility, Keiso-syobo, 2002 (in Japanese)
必要に応じて資料を配布する。
Additional reference documents might be supplied.
関連科目・履修の条件等
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
推奨学期：３学期
This course is Second Year Students in Undergraduate
成績評価
期末試験（80％）と講義中に行う演習（20％）による。
Through Exercises (20%) and Final Examination (80%)
担当教員の一言
このような分野でも数理的枠組みが利用できることを知っていただきたいと思います。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。
連絡先（メール、電話番号）
猪原健弘 Takehiro Inohara（大学院社会理工学研究科価値システム専攻 教授）
西9号館東館8階813号室 Room 813, West Bldg. 9, Ookayama Campus
Tel.：03-5734-3366（内線3366）
E-mail：courses_at_valdes.titech.ac.jp
（_at_を＠に置き換えてください。 Please replace “_at_” with “ ＠” ）
