アートから見る日本社会   Contemporary Art and Japan

文字サイズ 

担当教員
伊藤 亜紗 
使用教室
金1-2(W541)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0184
シラバス更新日
2014年9月22日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

グループワーク形式で、戦後の日本を代表する作品(絵画、音楽、小説、映画、アニメなど)をじっくり観賞しながら、日本社会について考えていきます。アートは、それが作られた時代を反映します。明るい希望から社会の暗部まで、その時代を生きた人々の「リアリティ」がつまっています。歴史の勉強が大嫌いだった人も大歓迎(好きな人ももちろん大歓迎!)。当時の人がどんなことを考え、どんなことを思っていたのか、その「リアリティ」を実感することは、教科書に書かれた知識として過去を知ることとは全然違います。作品を観賞するだけでなく、「玉音放送をどんな気持ちで聞いたの?」「バブル時代どんな遊びをした?」など、身近な人にインタビューをするオーラルヒストリーも行います。

講義の目的

自分の言葉で、日本について語れる人になること。
作られた時代に寄添ってアート作品を見る面白さに開眼すること。

講義計画

【講義計画】
(1) 10/3   イントロダクション
ーー1950年代
(2) 10/15 wed. 戦後のアート     オーラルヒストリー①太平洋戦争
(3) 10/17    ルポルタージュ
(4) 10/24   「記録」の流行     
ーー1960年代
(5) 10/31    大阪万博       オーラルヒストリー②大阪万博
(6) 11/7  メタボリズムの進歩主義
(/) 11/14 (すみません、休講です)
(7) 11/21   岡本太郎の生命力    
ーー1970年代
(8) 11/28    「公」の解体     オーラルヒストリー③
(9) 12/5     科学への不信
ーー1980年代
(10)12/12    記号の消費      オーラルヒストリー④バブル景気
(11)12/19    おたくの誕生     
ーー1990年代以降
(12) 1/9     こころの時代   オーラルヒストリー⑤地下鉄サリン事件
(13) 1/23     キャラクター
(14) 1/30               

教科書・参考書等

そのつど資料を配布します。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

・ 出席        13点
・ オーラルヒストリー 20×1回
・ ミニレポート   20×4回
・ クラス全体への発言 1回につき3点

担当教員の一言

いわゆる日本美術の授業ではないので注意すること。初回の授業に必ず出席すること。

その他

連絡先:大岡山西9号館9階913号室(内線3342)

このページのトップへ