社会学応用   Application of Sociology

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担当教員
高久 聡司 
使用教室
月3-4(W521)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0170
シラバス更新日
2014年9月22日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

本講義では、社会学基礎論をもとにして、特に現代日本社会における「都市」「地域」が抱える問題の現状分析を行いながら、様々な社会現象を把握し、社会学的思考を応用していく力を身につけます。

講義の目的

社会学基礎で学習した、社会学の様々な視点を軸にして、現代的都市と消費、都市化と地方の現在、都市と遊び空間、都市と学校空間など教育、子ども、文化といった諸領域とも関連するトピックをもとに、受講者の関心に引きつけて解釈し、様々な社会現象を理解する方法を学ぶことを期待します。

講義計画

第1講 講義の概要(講義全体の見取図・学習内容)
第2講 都市と消費社会Ⅰ(都市の盛り場・消費の舞台としての都市)
第3講 都市と消費社会 II (無印都市と消費:概要編)
第4講 都市と消費社会 Ⅲ(無印都市と消費:事例編)
第5講 都市と歴史的環境Ⅰ (歴史的環境の保全・伝統文化の継承)
第6講 都市と歴史的環境Ⅱ(地方都市における「歴史」の活用)
第7講 中間のまとめ (まとめと中間課題)
第8講 都市と地域社会I (地域活性化というロジックとコミュニティ)
第9講 都市と地域社会Ⅱ(商店街をめぐる地域性と情報化社会)
第10講 都市の近代化I (都市化とアーバニズム・空間の近代化)
第11講 都市の近代化II (都市計画と再開発・都市への反省的まなざし)
第12講 都市と学校空間Ⅰ(機能空間としての学校・学校空間の独自性)
第13講 都市と学校空間Ⅱ (学校空間と社会問題:都市化・環境・子ども)
第14講 全体のまとめと質疑応答
第15講 試験

教科書・参考書等

参考書 近森高明・工藤保則編,『無印都市の社会学』法律文化社,2013年.
    高久聡司,『子どものいない校庭』勁草書房,2014年.

関連科目・履修の条件等

推奨学期に該当する学生のみ受講可能。
この科目は,平成18年度以降の入学生には文系科目,17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定。

成績評価

中間に簡単なレポート提出および期末にレポート提出。

担当教員の一言

現代社会の複雑さは、様々なモノの見方を持たないと捉えきれない。普段、気にすることなく目にする空間、便利だと感じるSNSなどの背後にどのようなリスクがあるのか。そういった諸点に目を配るためにも、社会学的思考を身につけることは、今後の私たちにとって有益な機会となりうると感じている。

その他

連絡先:大岡山西9号館7階714号室(3776) 価値システム事務室

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