社会学基礎   Foundation of Sociology

文字サイズ 

担当教員
籠谷 和弘 
使用教室
月3-4(W933)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0169
シラバス更新日
2014年3月24日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

本講義では、日本社会を中心に、現代社会を社会学の視点で観察し、考察するための視点、方法について学習する。社会学とはどのような学問であるかに始まり、人間関係、家族、地域社会、格差、社会福祉、グローバル化といった領域で現在起こっていること、そして今後どうなっていくかについて講義を行う。

講義の目的

われわれが生きている社会は、「普通」な部分と「普通でない」部分を合わせ持っている。「現代(日本)社会が普通でない」と言う場合に、その基準、そしてどう普通でないかを知るために有用なのが、社会学の視点である。現代(日本)社会がどのように普通でないのか、そしてそのことによってどのような問題を抱えているのかを理解してもらうことが本講義の目的である。

講義計画

第1講:講義の概要紹介、社会学の方法について
第2講:現代日本社会の読解1 個人主義化と「親密さ」の変化
第3講:現代日本社会の読解2 大衆教育社会化と「自己実現」規範
第4講:現代日本社会の読解3 「非行文化」と少年犯罪
第5講:現代日本社会の読解4 地域社会の社会学的分析
第6講:現代日本社会の読解5 社会関係資本と地域社会
第7講:現代日本社会の読解6 現代の社会階層
第8講:現代日本社会の読解7 現代社会における「社会的弱者」
第9講:現代日本社会の読解8 日本社会における「文化」の現在
第10講:現代日本社会の読解9 「ジェンダー・フリー」のゆくえ
第11講:グローバル化の影響1 食とグローバル化
第12講:グローバル化の影響2 社会福祉とグローバル化
第13講:グローバル化の影響3 世界レベルで見る不平等と格差
第14講:グローバル化の影響4 リスクの変容とリスク社会
第15講:グローバル化の影響5 文明共生の可能性

教科書・参考書等

教科書:友枝敏雄・山田真茂留(編)『Do!ソシオロジー改訂版:』有斐閣

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

授業期間中のレポート(10点×2)および期末試験(80点)による評価を行う。

担当教員の一言

講義内容は基本的に教科書に依拠したものになりますが、一部の回は講師が独自に作成するものとなります。

その他

連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室(内線3776)
     価値システム専攻事務室

このページのトップへ