化学第一 V-2   Chemistry I

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担当教員
小國 正晴 
使用教室
月5-6(H114)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1612
シラバス更新日
2013年4月2日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

I 化学で用いられる方法や考え方を修得する。所定の教科書を用いる。
II 量子化学の基礎,物質の構造,状態,変化について講義する。
 

講義の目的

量子化学の基本について学び、原子・分子および化学結合についての理解を深める。これらを通して化学で用いられる方法や考え方を習得する。具体的には下記の内容を中心に講義する。

講義計画

1.原子に関する復習:
 Rutherfordの実験、エネルギー準位とスペクトル
2.ミクロな粒子(電子、原子、光子など)の振る舞いとその理解:
 黒体放射、光電効果、物質波、不確定性原理、量子力学の起こり
3.ミクロな粒子の運動を記述する基本方程式:
 Schrodingerの波動方程式
4.簡単なモデル計算で描くミクロな世界(箱型ポテンシャルの例):
 エネルギー、波動関数、量子数
5.水素原子内での電子の運動:
 エネルギー、原子軌道、実験との比較
6.多電子原子内での電子の運動:
 エネルギー、パウリの原理、フントの規則
7.元素の性質の多様性と周期性:
 電子配置、周期律、イオン化エネルギー
8.なぜ2個の原子は分子になるかⅠ:
 原子価結合法の考え、水素分子、異核分子
9.化学結合の担い手:
 昇位、混成軌道、結合角
10.なぜ2個の原子は分子になるかⅡ:
 分子軌道法の考え、水素分子イオン、水素分子
11.なぜ2個の原子は分子になるかⅢ:
 等核2原子分子、異核2原子分子、σ軌道、π軌道

教科書・参考書等

理工系基礎化学(講談社サイエンティフィク)

関連科目・履修の条件等

 

成績評価

出席,期末試験,演習

担当教員の一言

 

その他

 

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