物理学A V-a   General Physics A

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担当教員
岡 眞 
使用教室
火1-2(H111)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1507
シラバス更新日
2013年4月4日
講義資料更新日
2013年7月23日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

*** 注意 *** 講義室は「地球生命研究所棟」ではなく、本館H111講義室です。***

ニュートンの古典力学の体系と考え方を学ぶ。
運動の記述と運動の3法則、質点の1次元の運動、質点の2次元の運動、中心力と角運動量、惑星の運動、質点系の力学、剛体の力学、座標系、慣性力などを習得する。

講義の目的

ニュートンの古典力学の体系を学び、力学現象を究明する際、用いられる物理学の方法や概念を理解し、それらを実際に応用できるようにする。なお、講義計画は必要に応じてその一部を変更することもある。

講義計画

1.運動の記述と運動の3法則
位置、速度、加速度、運動の法則、運動量、力積

2.質点の1次元の運動(I)
1次元の簡単な運動、単振動、連成振動、強制振動

3.質点の1次元の運動(II)
運動方程式の積分、仕事、エネルギー保存則、ポテンシャル

4.質点の2次元の運動(I)
放物体の運動、2次元の場合のその他の運動

5.質点の2次元の運動(II)
2次元の場合の運動方程式の積分、線積分、保存力

6.中心力と角運動量
ベクトル積、力のモーメント、角運動量、中心力

7.惑星の運動(I)
平面極座標での速度と加速度、ケプラーの法則、万有引力の法則

8.惑星の運動(II)
惑星の運動の記述、有効ポテンシャル、球形の物体によるポテンシャル

9.質点系の力学(I)
2体問題、質量中心、相対座標

10.質点系の力学(II)
質点系の運動量、角運動量、エネルギー

11.剛体の力学(I)
剛体の運動方程式、つり合い、剛体の一般の運動

12.剛体の力学(II)
固定軸をもつ剛体の運動、慣性モーメント、物理振子、剛体の平面運動

13.座標系と慣性力
慣性系、慣性系に対して運動する座標系、慣性力、コリオリカ

教科書・参考書等

「力学」 江間 健司 (培風館)
「質点系の力学」(演習書) 岡 真 (共立出版)
それ以外にも良い教科書があるので、自分に合うものを選んでもよいが、授業はほぼこの教科書に沿って進める。

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

宿題提出と期末試験によって行う。

担当教員の一言

力学は物理の基本であり、また、物理学的な考え方を学ぶために適切な題材である。授業では、問題解法技術よりは、物理現象への理解に取り組む考え方を学びたい。基礎物理学演習では、授業ではできない個別の問題の解き方を学習するので、同時に履修することを強く薦める。

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