線形代数学第一に引続き、線形代数学演習第二を履修しない者を対象として講義する。
線形代数学第一で学習した内容の理解を深め発展させる.
次のような事柄について講義する。
(一般の)ベクトル空間、部分ベクトル空間、線型写像、一次結合、
ベクトルの線型独立性、基底、次元
内積、ノルム、Schwarz不等式
正規直交基底、シュミットの直交化法
ユニタリ行列、直交行列
(一般のベクトル空間の)基底の存在定理、基底変換、一次写像の行列表示
固有値、固有ベクトル、固有空間、特性多項式
正方行列の対角化、
「線型代数入門」・齋藤正彦・東京大学出版会
「教養の線形代数」・村上/佐藤/野澤/稲葉・培風館
線形代数学第二Aと同Bとどちらを履修するかは演習第二を履修するかどうかで決まる.
小テスト、中間試験、期末試験などの結果を総合的に判断する.