自分の手と心を動かすことによって、創造性と発想力、批評的な視点を磨くレッスン。具体的には①つくること(制作)②みること(観賞)③書くこと(論述)の3つを連動させながら行う。
何かを作るというのは、実際には「できてしまう」ような経験である。最初の計画どおりには事は進まず、自分が作っているものに翻弄される過程にさまざまな発見がある。またできあがったもののことを、作者自身が一番理解しているとは限らない。自分がいったい何を作ってしまったのか、仲間とともに考えることで、新しい自分に出会ってほしい。
① 作品に関しては、そのつど課題をだす(例えば「自分の分身を作る」など)。表現のメディアは絵画でも立体でも音楽でも小説でも何でもよい。制作は授業時間外に各自で行ってもらう場合がある。講評の時間を重視する。
② 観賞に関しては、指定された展覧会や公演に各自で出かけ、全員でディスカッションを行う。
③ 論述に関しては、そのつどテーマに応じて自分の体験を交えた短い文章を書いてもらう。その後全員で読み合わせとディスカッションを行う。言葉を道具として自分の感覚や思考を深める訓練。
一ヶ月に①〜③をおおむね一度ずつ行う予定
なし
授業に先立ってアートの基礎知識やスキルを身につけている必要ない。アートという枠にこだわらず、創造性や発想力を磨きたい人にもおすすめである。あまりに人数が多い場合は選考を行う。
課題へのとりくみによって評価する。
4月10日(水)12:30から伊藤研究室(大岡山キャンパス西9号館913号室)でガイダンスを行うので、受講希望者は必ず参加すること。
連絡先:大岡山西9号館9階913号室(内線3342)