文学実験室   Literary Lab

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担当教員
徃住 彰文  岩山 真  浜崎 洋介 
使用教室
水3-4(H112)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0453
シラバス更新日
2013年4月10日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

人間の知的産物の究極に先端科学があることは、いうまでもない。 ところで同時に、小説、詩、映画、 音楽といった文学・芸術の成果もまた、人間の知あるいは心の最高度の活動が産み出した複雑精妙な産物といえるにちがいないのである。
本講義は、文学・批評論(浜崎)、情報工学・人工知能(岩山)、認知科学・心理学(工藤)という、それぞれ異なった専門領域をもつ3人の教員が、言語芸術としての文学という共通の対象をとりあげ、これを産み出すにいたった人間の知あるいは心の活動を解き明かそうという試みである。
20世紀の後半に人工知能や認知科学を成立させ、知の科学の足場を固めたかにみえる現代科学が、感性の領域へと歩を進めつつあるありさまを呈示したいと考えている。

講義の目的

人間の知的産物の究極に先端科学があることは、いうまでもない。 ところで同時に、小説、詩、映画、 音楽といった文学・芸術の成果もまた、人間の知あるいは心の最高度の活動が産み出した複雑精妙な産物といえるにちがいないのである。
本講義は、文学・批評論(浜崎)、情報工学・人工知能(岩山)、認知科学・心理学(工藤)という、それぞれ異なった専門領域をもつ3人の教員が、言語芸術としての文学という共通の対象をとりあげ、これを産み出すにいたった人間の知あるいは心の活動を解き明かそうという試みである。
20世紀の後半に人工知能や認知科学を成立させ、知の科学の足場を固めたかにみえる現代科学が、感性の領域へと歩を進めつつあるありさまを呈示したいと考えている。

講義計画

3人の教員がそれぞれの専門の立場から、3週間程度を1ブロックとして、言語・文学・芸術へのアプローチを紹介する。最終ブロックでは、3人の教員によるパネル・ディスカッション形式の共同討議をおこなう。
ブロック1 情報工学・人工知能(岩山)
・自然言語処理のアルゴリズム、 意味と比喩のテクノロジー
ブロック2 認知科学・心理学(工藤)
・文学的理解と鑑賞のメカニズム、心のアーキテクチュア
ブロック3 文学・批評論(浜崎)
・文学と文学者、物語と言説
ブロック4 共同討議(浜崎+岩山+工藤)

教科書・参考書等

「文学を科学する」 井口時男・徃住彰文・岩山真,朝倉書店,1996

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には総合科目、17年度以前の入学生には総合科目Bの単位として認定されます。

成績評価

レポート(岩山、浜崎、工藤に各1通。計3通)

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

推奨学期:5学期

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