現代アート   Contemporary Art

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担当教員
伊藤 亜紗 
使用教室
金3-4(H121)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0143
シラバス更新日
2013年3月22日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

現代アートにおいては「芸術=美しいもの」という等号は成り立たない。そんな「美しくない」芸術の役割とはいったい何なのか。なぜそれは「わけがわからない」ように見えるのか。本講義では、戦後の美術の主要な作品をじっくり観察し、分析しながら、その歴史の流れを理解するとともに、個々のアーティストがどのような問いに取り組んでいたのか、また、なぜそのような表現に至ったのかを読み解いていく。

講義の目的

本講義では戦後美術の基礎知識を教えるが、最終的なゴールは、知識の習得を越えて「アートを楽しむ力を身につけること」にある。授業では毎回、紹介された作品について感想や疑問を書いてもらう。最初はとっかかりがつかめず苦労するかもしれないが、自分の感覚と知性で作品に向き合う訓練をつむことで、次第に見方が鍛えられていくはずである。

講義計画

第1回:イントロダクション
第2回:抽象表現主義(1)
第3回:抽象表現主義(2)
第4回:ミニマリズム(1)
第5回:ミニマリズム(2)
第6回:ランドアート
第7回:コンセプチュアル・アート(1)
第8回:コンセプチュアル・アート(2)
第9回:補講:マルセル・デュシャンとジョン・ケージ
第10回:ネオダダ(1)
第11回:ネオダダ(2)
第12回:ポップアート(1)
第13回:ポップアート(2)
第14回:ヴィデオとパフォーマンス(1)
第15回:ヴィデオとパフォーマンス(2)

教科書・参考書等

そのつど資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

あらゆる芸術系の科目のベースになる科目である。今年度から開講する科目であるため、一年生のみならず二年生以上の受講も歓迎する(ただし、人数超過の場合は一年生が優先)。この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には総合科目Aの単位として認定されます。

成績評価

毎回の小レポートの内容とテスト。

担当教員の一言

初回の授業に必ず出席すること。

その他

連 絡 先:大岡山西9号館9階913号室(内線3342)

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