日本文学   Japanese Literature

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担当教員
大村 梓 
使用教室
水1-2(W934)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0116
シラバス更新日
2013年10月5日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

本講義は、明治維新後に育まれた日本人の心性を文学作品の鑑賞を通して理解するものである。受講者は出席とエッセイの提出が必要となる。

講義の目的

本講義の目的は、近代から現代に繋がる日本人の心性の変遷を辿ることである。明治維新後、急激な社会変化、世界大戦を乗り越え、江戸時代とは異なる、新しい価値観に基づく文化を日本人は作り出してきた。受講者は、伝統的な江戸文化の影響下にありながらも、新しい時代に合った文学表現を作家たちが模索し、それが戦後文学にどのように繋がっていったのかをこの講義を通して理解することが出来るだろう。
また、近代から現代への日本文学の流れを知ることにより、受講者は日本人の心性の変化、現代の価値観について再考することになるだろう。
本講義は、作品の鑑賞と時代・社会的背景の理解を通して、受講者の日本文学への理解を促進するものである。

講義計画

第一回 ガイダンス
第二回 明治維新から近代日本文学の誕生まで:時代・社会的背景
第三回 夏目漱石『草枕』:作家の紹介・作品の背景
第四回 夏目漱石『草枕』:作品鑑賞
第五回 与謝野晶子『みだれ髪』:作家の紹介・作品の背景
第六回 与謝野晶子『みだれ髪』:作品鑑賞
第七回 谷崎潤一郎『細雪』:作家の紹介・作品の背景
第八回 谷崎潤一郎『細雪』:作品鑑賞
第九回 戦後の日本文学:時代・社会的背景
第十回 吉本ばなな『キッチン』:作家の紹介・作品の背景
第十一回 吉本ばなな『キッチン』:作品鑑賞
第十二回 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』:作家の紹介・作品の背景
第十三回 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』:作品鑑賞
第十四回 現代の日本文学:時代・社会的背景
第十五回 まとめ

教科書・参考書等

夏目漱石『草枕』、与謝野晶子『みだれ髪』、谷崎潤一郎『細雪』、吉本ばなな『キッチン』、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

成績評価は出席、議論への参加、エッセイの提出による。

その他

推奨学期:8学期
連絡先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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