情報科教育法IV   Studies on Method of Information Study IV

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担当教員
松田 稔樹 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
3534
シラバス更新日
2012年9月21日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

Ⅰ 「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ」で学んだ教育課程や情報教育の指導法に関する知識,技能と,教育実習Ⅱでの実践経験に基づき,「情報」の指導のあり方について多面的な考察を行い,実践する資質を養うことを目的とする。
Ⅱ 普通科と専門学科との違いなど,学校及び生徒の実態をふまえた「情報」関連科目の選択や取扱いについて検討したり,大学等の高等教育や生涯学習との関連を検討する。また,「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ」では扱わなかった専門教科「情報」についての教育課程編成や指導法についても扱う。
Ⅲ 「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ」と「教育実習」を履修していることを本授業の履修条件とする。

講義の目的

・「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ(aおよびb)[以下、単にⅠ]」で学んだ教育課程や情報教育の指導法に関する知識,技能と,教育実習Ⅱ(またはⅢ、Ⅳ)での実践経験に基づき,「情報」の指導のあり方について多面的な考察を行い,実践する資質を養うことを目的とする。
・普通科と専門学科との違いなど,学校及び生徒の実態をふまえた「情報」関連科目の選択や取扱いについて検討したり,大学等の高等教育や生涯学習との関連を検討する。
・また,「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ」では十分に扱えなかった専門教科「情報」についての教育課程編成や指導法についても扱う。

講義計画

集中講義の形式で,以下のような内容を2~4回に分けて行う。授業は土曜日の午後に開講される可能性が高い。
・教育実習体験に基づく普通教科「情報」実施上の課題とその解決策
・教科書・指導案の分析と討論
・普通教科「情報」と他教科等との連携
・職業専門学科における情報関係基礎科目と普通教科「情報」との比較
・専門教科「情報」の教育課程編成と指導法
・高等教育、生涯学習との連携の観点から見た「情報」の授業の在り方
・情報教育、情報処理教育の研究動向と実践への適用

教科書・参考書等

・文部科学省(2009) 高等学校学習指導要領.
・文部科学省(2010) 高等学校学習指導要領解説・情報編(Web)
・各教科書会社から出版されている「情報」の教科書

関連科目・履修の条件等

・「教育課程の意義・編成と教科の指導法(情報)Ⅰ」を既に単位取得し,「教育実習」を終えていること,さらに,教育職員免許法第6条3項別表第四により免許取得する者のみを対象とする。
・該当者は9月中にメールで担当教員に申し出ること。(アドレスは,http://www.et.hum.titech.ac.jp/~matsuda/informatics2.html を参照のこと)
・本授業の実施に当たっては,メーリングリストまたはBBS上で討論を行う。さらに,現場の先生方との研究会に参加し,発表,討論を行うことを求める場合がある。
・課題として提出してもらう教材,授業計画案等の資料は,学校現場に流通させ,活用してもらい評価してもらうことを考えている。すなわち,それ等の著作権は,作成者個人に帰属するが,それ等をフリーソフト(またはデータ)として無料で流通させる。

成績評価

・出席状況,課題提出状況,課題達成度に基づいて評価する。
・日程調整を行うので、原則として全ての回に参加することを単位取得の条件とする。

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