情報と職業   Information Technology at Work Place

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担当教員
山本 洋雄 
使用教室
水5-6(W932)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
3352
シラバス更新日
2012年9月28日
講義資料更新日
2012年9月28日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4,6

講義概要

“情報”の活用はあらゆる職業で必須となっています。従来は情報産業に従事する場合に情報の専門知識が必要でありましたが、これからは如何なる職業に就く場合でも、“情報活用の知恵”が強く求められます。
当授業では専門家、例えばサイバー攻撃対策を専門にしている企業の主管研究員や、知的財産戦略専門の元特許庁長官など、外部講師4名(全6コマ)の方にも来て頂き、最新動向の重要な話が聞けるように考えています。
皆さん自身が職業を選択したり、あるいは教員として職業指導をする時などに必要な、実社会での“情報”関連の活用動向等を扱います。

講義の目的

“情報”関連分野をはじめ、実社会のあらゆる分野が激しく変化・進展しています。
研究でもビジネスでも変化の方向を正しく捉えて、素早い対応、あるいは変化をリードしていくことが極めて重要であります。
その為には自分の専門分野は勿論のこと、周辺技術等の動向にも敏感・適正にセンサーが反応する必要が有ります。
当講義では、皆さんがそのような役目を果たせるように、「洞察力」と「先見の明」の涵養が出来ることを目指します。

講義計画

“情報の活用とその変化”を見通すためには、そのトレンドを学ぶと共に最新事例を具体的に見聞きする必要があります。
また、知的財産戦略など“情報に関連する分野”も幅広く学習することが大切です。
日程別の授業テーマは初日に配布して説明しますが、主な内容は下記の通りです。
なお、第一回目の授業は10月5日(金)となります(10/3はありません)。他は毎週水曜日の13:20からです。教室はいずれもW932です。
1、 授業全体の概要
2、 “情報”のトレンド
3、 IT業界 その1及びその2
4、 ソーシャルエンジニアリング攻撃の今と昔
5、 採用試験や人財育成などの事例
6、 知的財産戦略
7、 暗号化技術とその応用
8、 プロジェクトマネジメント
9、 ソフトウエア開発技術者心得
10、    情報関連の資格など

教科書・参考書等

ほぼ毎回に資料を配布して、講義画面をプロジェクターに提示しながら話を進めます。
参考書は特に指定はしませんが、各自が授業時間外に著書やインターネットなどを参照して知識を深めることを期待しています。

関連科目・履修の条件等

皆さんへの連絡や外部講師へのレポート提出・返却などは(感想や質問でA4用紙一枚程度)、メールで行います。
メールの送受信やWord(またはText)を使えることが必要です(未経験者でも無理なく出来るようにしたいとは思います)。
またセキュリティー上、大学から貰うメールアドレスを使って下さい(フリーのアドレスは一般に企業が受け付けない為に不可。就活でも使わない方が賢明)。

成績評価

出席や授業態度、外部講師へのレポート(A4用紙一枚程度)提出状況などで4割、課題レポート6割の比率で評価する。

担当教員の一言

皆さんが普段学んでいる基礎や専門知識が、実社会でどのように活用されるのかも学び、学生・研究生活を有意義におくる動機付けとなれば幸いです。
「この授業は一般学生に余り知られていないが、大変に有益で他の学生にも聞いて貰いたいと思う」とか、「中央官庁に就職したが授業で聞いたことが直接に役立っている」などの話に勇気付けられています。
36年間の企業生活と6年間の教員生活の経験を活かし、皆さんの期待にたがわない様に努力したいと思います。

連絡先(メール、電話番号)

連絡用メールアドレス:yama7@tp.hum.titech.ac.jpまたはyama77722jp@ybb.ne.jp
電話番号:090-3918-6045または044-533-2465

オフィスアワー

水曜日の午前中と午後3時以降に西九号館8階826号室。
できればメールで事前に連絡を頂ければありがたい。

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