宇宙地球科学B c   Earth and Space Sciences. Series B

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担当教員
中村 恭志  木内 豪  淺輪 貴史 
使用教室
月1-2(W241)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1772
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

宇宙と元素の誕生,太陽系惑星の形成と進化,宇宙・地球成層圏観測の歴史などについて,映像とともに概説し,宇宙誕生,地球形成,生命環境進化を経て現在の地球環境問題を主として物質循環の視点から解説する。また,地球環境に影響を及ぼすエネルギー・廃棄物処理の基礎知識,および循環型社会構築の一助となる廃棄物発電技術と関連する技術の研究動向について解説する。最後に,地球の自然環境を特徴づけている水環境について、人類社会からの視点で現状と問題、および水環境評価に関わる諸技術について概説する。5)地球,惑星,月の探査について,物理学的観点から概説する。

講義の目的

理学、工学、生命科学の各分野を将来専攻する一年生を対象に地球史学、地球惑星物質学、資源環境学の基礎をそれぞれの最新の研究成果を交えて平易に解説する。「宇宙地球科学A」を合わせて受講することにより、宇宙地球科学に特有の時間空間スケールに対する考え方、常に進化を続ける複雑なシステムに対する歴史科学的アプローチなどを習得する。高校での地学の履修は前提としない。

講義計画

以下のテーマ及び関連する事象を選び、環境学的視点からみた宇宙地球科学を紹介する予定である。
1)地球の自然環境を特徴づけている水環境について、人類社会からの視点で現状と問題、および水環境評価に関わる諸技術について概説する。
2)地球環境の中で我々が生活する都市や地域に着目し、これまでに顕在化してきている環境問題について述べるとともに、人工衛星や航空機からのリモートセンシング技術により、都市・地域環境をモニタリングする技術を解説する。
3)地域の水問題を総合的に分析する諸技術と、持続的な水との関わりについて解説する。

第1回:4月18日(月):水の起源と有限性(中村担当)
第2回:4月25日(月):水資源の現状(1)(中村担当)
第3回:5月 2日(月):水資源の現状(2)(中村担当)
第4回:5月 9日(月):水環境評価の諸技術(中村担当)

第5回:5月16日(月)(浅輪担当)
第6回:5月23日(月)(浅輪担当)
第7回:5月30日(月)(浅輪担当)
第8回:6月 6日(月)(浅輪担当)

第9回:6月13日(月)(木内担当)
第10回:6月20日(月)(木内担当)
第11回:6月27日(月)(木内担当)
第12回:7月 4日(月)(木内担当)

教科書・参考書等

担当教員により異なる。初回の講義時にアナウンスする。

関連科目・履修の条件等

関連科目 宇宙地球科学A
履修の条件 ありません

成績評価

授業内容に関連するレポート課題を各担当教員がそれぞれ出題し(計3回),提出されたレポートに基づいて成績を評価する。レポートの提出先は石川台2号館2階209号室秘書室前のレポートボックスとする。

担当教員の一言

1年生の前期・後期を通じて、宇宙地球科学A、Bをそれぞれ1コマずつ履修できるように配慮されている。

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