物理学で用いられる方法・考え方を修得し,同時に基礎的法則を修得することを目的とする.
静電場,電流,静磁場及び電磁波など。
電磁気学に係わる法則の発見の歴史をたどり,法則を定式化して,ベクトル演算に慣れつつ,電磁気学の経験則を電磁気学の基礎方程式であるMaxwell方程式として定式化し,その解として電磁波(電波,光,X線)が存在することを理解すること.
10月2日 Introduction,Coulombの法則,電界,電気力線
10月16日 面積積分,flux,発散,Gaussの法則の微分形,Gaussの法則の応用
10月23日 線積分,電位,電位の勾配,等電位面
10月30日 回転,Stokesの定理,Poissonの方程式,電気双極子
11月6日 導体(導体中の電荷,静電遮蔽,表面張力,鏡像法),コンデンサー
11月13日 誘電体,誘電分極,電束密度
11月20日 界面での境界条件,静電エネルギー,定常電流,電荷の保存則
11月27日 電流回路,磁束密度,ローレンツ力
12月4日 中間試験
12月11日 Biot-Savaltの法則,磁束に関するGaussの法則
12月18日 Ampereの法則とその応用,電磁誘導
1月8日 インダクタンス,インダクタンスを含む回路
1月15日 磁界のエネルギー,変位電流
1月22日 (磁化),Maxwellの方程式,波動方程式
1月29日 波動方程式の解,電磁波電磁場のエネルギーとポインティングベクトル
2月5日 期末試験(予定)
教科書:東京教学社 基礎物理学シリーズ 永田一清著 電磁気学
特にないが,物理学Aを受講していることが望ましい.また,基礎物理学演習の受講を強く進める.
講義時間中に行う演習の提出の有無,中間試験と期末試験の評価による.