映像応用ワークショップ   Intermediate Visual Image Workshop

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担当教員
班 忠義 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
0882
シラバス更新日
2012年9月25日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期  /  推奨学期:2,4,6,8

講義概要

ドキュメンタリーを撮ってみたい学生が、一人であるいはグループの共同作業で一本のドキュメンタリー作品を完成させ、プレゼンテーションを行うことを目標とする。講師は実際に必要な作業をサポートし、アドバイス、作品の講評をする。
映像の経験のある学生はもちろん、初心者も歓迎する。 実際にカメラをもち、映像を撮り、また自分の感性で編集する。その中で、映像制作の基本的な流れを理解し、より内容を深く、質を高める作品を創ることをめざして実際に作業を体験する。制作過程を通してドキュメンタリーとは何か、自分の視点とは何か、新しい発見があるだろう。
時間が限られているので、積極的な参加と自主作業が求められる。

講義の目的

ドキュメンタリー映画を独自の視点で制作できる人間を育てる。
社会や人間、歴史などを主眼として独自の考察力と表現力を持って、ドキュメンタリー映画を制作する。その創造力と個性を引き出すことを目的とする。

講義計画

集中講義 日程:1/5(土)、12(土)、26(土)、2/2(土)、その他1日(日程未定)、2/4(月)または5日(日)にプレゼンテーション

1.テーマを考える。
  第一週は、関心のあるテーマ、映像で表現したいテーマを検討する。これまで学生が制作した作品を鑑賞、世界のドキュメンタリー映画を鑑賞して、意欲と発想力を高め、次のステップに進む。
2.取材を実践する。
  映画を作る第一歩として素材を集める。映画は映像で表現するため、撮影を実践する。室内と屋外、またインタビューと日常、さまざまな表現の仕方、環境に合わせた撮影の基本知識、(露光、構図、音声、ライトなどを含めて)を、身に付けるようにする。
3.構成を練る。
 この段階では、第一段階の取材を終えて仮編集を行いながら、撮影した素材に何が問題で、不足しているか、作品の構成にどのように発展するか、学生の想像力と構成力を引き出しながら、編集の基本をマスターさせ、次の段階に進める。
4.仕上げに向かう。
 再度取材を行う上で映像を取捨選択し、編集技術を身に付ける。この段階で、ナレーション、字幕、BGMや音楽の使用など、表現のさまざまの手段を行使して完成度を高める。
5.作品を完成。
  内容、表現手法、作品の完成度など学生の感性と知性を磨きながら、表現力の豊かな作品にするため仕上げ作業を繰り返す。DVDを作成し、プレゼンテーションを行い、講評をおこなう。

教科書・参考書等

参考文献、『ドキュメンタリーとは何か』『映画は生き物の仕事である』土本典昭、「ドキュメンタリーを作る」山登義明 など。技術的なものについては適宜プリント配布。

関連科目・履修の条件等

人数制限を行うことがあります。申告を希望する学生は、次のガイダンスに出席して下さい。
10月3日(水)12:20~13:05 大岡山キャンパス西9号館 W935講義室

成績評価

作品完成度及び、ドキュメンタリー映画に対する熱意、独自性、取り組む姿勢が評価されるポイントとなる。

担当教員の一言

このワークショップを通して、映画作りに興味と自信を持ち始め、監督への第一歩になるように。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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