メディアアート技法   Media Art Technological Method

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担当教員
白井 暁彦  宮原 誠 
使用教室
月7-8(文明セ)  
単位数
講義:0  演習:2  実験:0
講義コード
0856
シラバス更新日
2012年9月25日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期  /  推奨学期:6,8

講義概要

本講義では、メディアの中でも特に重要な、音と映像・インタラクティブなエンタテイメントシステムを取り上げる。講義前半では、エンタテイメントにおける歴史、哲学から最先端のゲーム技術、国際的なメディアアート作品研究の現状を学ぶ。また、実際にエンタテイメントシステムの企画を提案・開発し、プレゼンテーションを行う。
 宮原先生の講義では、どの分野のリーダーでも不可欠な美意識、価値観の身につけ方、磨き方を教示し、日本が今、必要としている新しい方向:新文化創生、深い感性のテクノロジーの研究から得られた、新・電気音響の理論について学び、同時に秋葉原にある宮原研究室:HMラボにて、高品位な音楽演奏の名録音、実際録音を、新・電気音響を実現した装置に対峙し、聴き、感じ、実体験をする機会を得る。

講義の目的

21世紀のリーダーは、深い感性が不可欠である。それによって本質的な問題の観察、発見能力を向上させることができる。新たな工学系の学生に要求される根本の深い感性を持つエンジニア系学生を、学部学科を超越し、体験的な教育機会を提供することにより、まさに東工大が誇る21世紀文明を担う人材を育成することが大目的である。

講義計画

月曜日 15:05~16:35(7-8限) 講義室:S611
*土曜日の場所は以下参照

1 10/9(火) 講義概要の紹介(担当:白井)
2 10/15(月)エンタテイメントシステム概論(担当:白井)
3 10/22(月)デジタルコンテンツエキスポ(担当:白井)
4 10/29(月)国際エンタテイメントシステム理論(担当:白井)
5 11/5(月) エンタテイメントシステム演習1(担当:白井)
6 11/12(月) エンタテイメントシステム演習2(担当:白井)
7 11/19(月) エンタテイメントシステム演習3(担当:白井)
8 11/26(月) エンタテイメントシステム企画立案1(担当:白井)
9 12/3(月) 宮新文化創生、深い感性のテクノロジー、新・電気音響(担当:宮原)
10、11 12/8(土)14:00~17:00 高忠実な音響再生実習1 ※秋葉原HMラボにて集中講義(担当:宮原)
12 12/17(月) エンタテイメントシステム企画立案2(担当:白井)
13 1/7(月) エンタテイメントシステム企画立案3(担当:白井)
14 1/21(月) エンタテイメントシステム企画立案4(担当:白井)
15 1/28(月) 国際会議投稿を踏まえた作品発表会 (担当:白井)

教科書・参考書等

WiiRemoteプログラミング、白井暁彦他、オーム社、2,940円
第1回の講義で紹介予定。白井先生の講義では発表及びプログラミングにノート型PCを使用するため持参すること。

感性のテクノロジー入門, 宮原 誠, ASCII, ¥1,980.

関連科目・履修の条件等

人数制限をすることがあるので、1回目の授業に必ず出席すること。

実際にメディア作品の制作に取り組むので、ある程度のコンピュータ、プログラミング、電子回路他、科学技術に関するスキル、日本語もしくは英語の作文能力を必要とする。
図画などの能力は必須としないが、柔軟な発想で取り組むこと。

成績評価

毎回の講義への出席、ならびにレポート、作品提出による課題で評価を行う。
毎回のレポート・課題は全て次回の講義につながっているため、欠席した場合でもホームページ等での掲示に従い課題に取り組むことを推奨する。

担当教員の一言

(白井先生)毎年、異なる講義を実施しているが、過去の講義内容は役に立つはずである。
http://www.shirai.la/lecture/titech
(宮原先生)美意識、価値観は、アートだけに必要なものではない。組織のリーダーのinside に不可欠である。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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