芸術言語論2   Theory of Art Language 2

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担当教員
田中 理恵子 
使用教室
水3-4(S633)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
0808
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期  /  推奨学期:3,5,7

講義概要

日本語表現は、現在多様な様相を呈している。とりわけ、情報技術の進展はコミュニケーション形態の大幅な変容をもたらし、おのずと言語表現のあり方にも影響を与えている。本講義では、一般的に芸術的言語表現とされる文学、詩歌などにとどまらず、同時代的な美的言語表現について検討する。具体的には、漫画、アニメ、映像表現など、視角表現領域における日本語。ゲームに代表される「身体化され得る双方向性メディア」の言語表現。コミュニケーション形態の変容にともなう言語表現の様態。都市伝説などの流言を切断面とした無意識の諸相。さらに外国語との相互作用による異文化受容の検討や、消費文化との関係性など横断的な領域を検討し、現代社会の日本語のリアリティとそれらが内包する美的様態を追求する。

講義の目的

日本語表現は、現在多様な様相を呈している。とりわけ、情報技術の進展はコミュニケーション形態の大幅な変容をもたらし、おのずと言語表現のあり方にも影響を与えている。本講義では、一般的に芸術的言語表現とされる文学、詩歌などにとどまらず、同時代的な美的言語表現について検討する。具体的には、漫画、アニメ、映像表現など、視角表現領域における日本語。ゲームに代表される「身体化され得る双方向性メディア」の言語表現。コミュニケーション形態の変容にともなう言語表現の様態。都市伝説などの流言を切断面とした無意識の諸相。さらに外国語との相互作用による異文化受容の検討や、消費文化との関係性など横断的な領域を検討し、現代社会の日本語のリアリティとそれらが内包する美的様態を追求する。

講義計画

1. イントロダクション:現代日本の美的言語表現と文化・社会状況
2. サブカルチャーと言語表現:漫画、アニメ、映像表現を軸に
3. ゲームと言語表現:双方向性と身体性
4. コミュニケーション形態の変容と日本語表現:ケータイ革命と新カタカナ語
5. 都市伝説の言説分析:現代社会の「言霊」信仰
6. クレオール化する日本語:日本語と異文化受容
7. コピーライティングと日本語表現:消費文化と美的言語表現
8. ハイパーリアリティの日常化と日本語表現
9. まとめ:「現代日本語のリアリティ」―身体化される言語、言語化される身体

教科書・参考書等

講義の中で、適宜紹介する。

関連科目・履修の条件等

第1回目のイントロダクション(4/11)は芸術言語論1、2共通となる。講義の進め方などに関し重要な説明を行うため、1、2どちらを受講するつもりであっても必ず出席すること。

成績評価

本講座終了時にレポートを貸す。また、講義内で不定期にリアクションペーパーの提出を求め、平常点の「受講態度」の参考とする。評価内訳は、レポート70%、「平常点」30%(小レポート20%、受講態度10%)。(前回の記載を修正しました)

担当教員の一言

ディスカッションへの参加など、授業への積極的参加を歓迎する。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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