文明の生態と居住環境   Human Ecology and Habitable Environment in Civilization

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担当教員
早坂 眞理  篠野 志郎   
使用教室
水3-4(W541)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0471
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

現代の居住環境は古代から文化的に異なる人々が共住することで形成されてきました。こうした時間的・空間的環境条件を基に社会が形成される過程で、様々な災害、つまり自然災害や人為災害を居住環境は被ってきました。この科目はこれまで人間社会における居住環境に大きな影響を与えた災害の実態を明らかにするとともに、それに対処してよりよい居住環境をどのように形成してゆけば良いのか、現代の都市・建築に関する研究の最前線から、各教員のそれぞれの専門分野で具体的事例を基にした議論を通して、総合的に人間社会について考えようとするものです。

講義の目的

現代の居住環境は古代から文化的に異なる人々が共住することで形成されてきました。こうした時間的・空間的環境条件を基に社会が形成される過程で、様々な災害、つまり自然災害や人為災害を居住環境は被ってきました。この科目はこれまで人間社会における居住環境に大きな影響を与えた災害の実態を明らかにするとともに、それに対処してよりよい居住環境をどのように形成してゆけば良いのか、現代の都市・建築に関する研究の最前線から、各教員のそれぞれの専門分野で具体的事例を基にした議論を通して、総合的に人間社会について考え、研究が身近な問題から出発することを、理解してもらうことを目的としています。

講義計画

4月11日(水): ガイダンス/室町
4月18日(水): 災害と都市計画/室町
4月25日(水): 災害の行動科学/大野
5月2日(水): フィールド調査からみた東アナトリアの歴史建築/篠野
5月9日(水): 助教としての研究姿勢「研究の動と静:フィールドとデスクワーク」/藤田
5月23日(水): 宇宙空間における構造デザイン/古谷
5月30日(水): 人間感性に基づく居住環境の快適性/中村
6月6日(水): 助教としての研究姿勢「都市交通における自転車」/鈴木
6月13日(水): 地震災害における防災意識の発展/盛川
6月20日(水): 都市の交通計画/屋井
6月27日(水): 助教としての研究姿勢「地震災害対策」/三浦
7月4日(水): 建物高さからみた都市景観/大澤
7月11日(水): 現代の人為災害と建築/元結
7月18日(水): 様々な文明と人間社会 1/早坂
7月25日(水): 様々な文明と人間社会 2/早坂

教科書・参考書等

講義毎に資料を用意するので、学生は人間環境システム専攻のホームページより資料をダウンロードすること。また、試験等を含めて必要となる参考書等は、適宜、各講義において指定します。

関連科目・履修の条件等

特にありませんが、専門分野を超えて、現代の世界や社会や人間に関心のあることが必要です。現代社会が抱える様々な問題に対して、工学的にどのように取り組んでゆけば良いのか、関心のある学生さんに出席していただきたいと思います。

 この科目は、平成18年度以降の入学生には総合科目、17年度以前の入学生には総合科目Bの単位として認定されます。

成績評価

担当者毎に授業の最後の10〜20分をかけて試験を行い、それらの合計点によって合否を判断する予定ですが、変更の可能性もあります。初回の講義「ガイダンス」で、成績評価について説明します。受講態度が悪い、或いは欠席が重なる等で、受講資格を失うこともあるので、注意してください。

担当教員の一言

工学の中にはこんな分野もあるのかという、目からウロコもハラハラ散るに違いない生々しい内容です。
また、若手教員(助教)から研究の面白さや苦労、またどうして研究者になろうと思ったか等のお話も、用意しております。

オフィスアワー

質問は下記のアドレスで常時受け付け、後日回答します
ssasano@enveng.titech.ac.jp

その他

推奨学期:5学期
連 絡先 :早坂眞理(大岡山西9号館616号室、内線:2263)
     篠野志郎(すずかけ台G3棟702号室、内線:5604)

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