今日の環境問題の解決には社会システムの変革が必要であり、このための主な方策である環境計画の理念と方法について修得させる。まず、環境の質とは何かを論じ、この質を高めるために果たすべき、社会の各主体の役割に着目して、環境の保全と創造の方法を論じる。環境計画が中心課題となるが、持続可能な発展に不可欠な環境アセスメントについてもその本質について考察する。我々、理工学者は何をすべきか。
今日の環境問題の解決には社会システムの変革が必要であり、このための主な方策である環境計画の理念と方法について修得させる。まず、環境の質とは何かを論じ、この質を高めるために果たすべき、社会の各主体の役割に着目して、環境の保全と創造の方法を論じる。環境計画が中心課題となるが、持続可能な発展に不可欠な環境アセスメントについてもその本質について考察する。我々、理工学者は何をすべきか。
(一部日程の授業担当教員の変更があり得る。改訂版の日程表は、初回の授業で配布する。)
1 オリエンテーション、持続可能な発展 蟹江 4/ 11
2 社会経済活動とエネルギー消費 阿部 18
3 再生可能エネルギー技術の普及と課題 阿部 25
4 足尾鉱毒事件にみる環境問題の構図 石川 5/2
5 環境破壊と文明の衰亡 石川 9
6 都市環境問題とは何か 浅輪 23
7 都市環境計画と理工学の役割 浅輪 30
8 快適環境を創る、アメニティ 浅輪 6/6
9 環境計画・政策と社会システム 錦澤 13
10 計画への参加と合意形成 錦澤 20
11 環境保全と未然防止、環境アセスメント 錦澤 27
12 戦略的環境アセスメント 村山 7/ 4
13 国際協力と環境社会配慮 村山 11
14 持続可能な開発の国際的取組 蟹江 18
15 国際的合意形成・まとめ 蟹江 25
教科書:原科幸彦編著『環境計画・政策研究の展開』、岩波書店、2007
参考書:鈴木基之・原科幸彦編著『人間活動の環境影響』、放送大学教育振興会2005
蟹江憲史『環境政治学入門』丸善、2004
原科幸彦編著『市民参加と合意形成』、学芸出版社、2005
この科目は、平成18年度以降の入学生には総合科目、17年度以前の入学生には総合科目Bの単位として認定されます。
授業中の発表・討論と、レポート、試験により評価する。
環境問題の解決には主体的なアプローチが不可欠である。環境の現場をよく見、授業には受け身ではなく、積極的に発表・発言することを期待する。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。
推奨学期:5学期、水曜日・3-4時限
連 絡 先:蟹江憲史准教授 大岡山西9号館8 (内線2189)