この授業では、現代国際関係を理解すると同時に、解決すべき問題を発見し、またそれを解決する能力を養うことを目的とします。特に前期の国際関係論第一の授業では、国際問題解決のための仕組みのあり方に注目し、国家と国連との関係、また、今後の国家や国連のあり方を考えていきます。実は問題発見こそが、政策科学では難しいことだと言われていますが、授業では、「ワールドカフェ」という方法でのワークショップにより、問題発見を行います。
・国際政治の基本的考え方を身につける。
・現在国際関係に関する問題発見、問題解決能力を養う。
詳細な授業計画は最初の回でお知らせしますが、扱う主なテーマは下記のようになります。
1.講義ガイダンス
2.国際政治への視座:国家とは
3.冷戦下の安全保障
4.安全保障と国連
5.ワールドカフェを活用した問題発見①
6.国際的相互依存と公共財
7. 国連の課題
8. 持続可能な開発と国連
9. 国連の仕組み
10. ワールドカフェを活用した問題発見②
・蟹江憲史「環境政治学入門:地球環境問題の国際的解決へのアプローチ」丸善、2004年
・新藤栄一「現代国際関係学」有斐閣、2006年
国際関係論第二とあわせて受講することが望ましい。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
レポート(2回程度)、授業への参加・貢献等を考慮して成績を評価する
詳しい講義計画は、第1回授業時に配布します。
推奨学期:1学期