ユダヤ教,キリスト教,イスラム教,仏教,儒教など主要な宗教を比較して論ずる。宗教という人類最大の文化遺産を通して,人間社会の過去・現在・未来を考える。余裕があれば,国際社会の問題についても触れる予定。
世界の主要な宗教(キリスト教、仏教、イスラム教、儒教など)の論理構造とその本質について理解を深め、それらを比較しつつ、宗教が近代化・産業文明の確立に果たした役割や、現代世界のさまざまな危機や紛争の裏に潜む宗教的背景について考察する。
平成24年度は、★集中講義として実施する。(日程は下記参照)
1. ガイダンス
2. 宗教社会学とは何か
3. 古代ユダヤ教:契約と律法
4. キリスト教:愛の宗教
5. 宗教改革:聖書中心主義とは何か
6. イスラム教とは何か
7. 初期仏教:サンガの思想
8. 大乗仏教:さまざまなブッダ
9. 中国と日本の仏教
10. 儒教:人間行為の積分工学
11. 日本の儒学:闇斎学と尊皇壊夷
12. 宗教と美術、音楽
13. まとめ:世界の主要宗教を比較する
14. 期末試験
15. 予備
橋爪大三郎『世界がわかる宗教社会学入門』ちくま文庫、2006 を購入すること。『ふしぎなキリスト教』講談社現代新書、2011は参考書。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。
期末試験もしくはレポートのほか、随時の出席票、および任意レポートを課す。
宗教を「勧誘がうるさい」「はまると怖い」などと特別視せず、それが人類最大の文化遺産であることに気付いてほしい。講義計画は、一部変更することもある。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。
水曜昼休みほか
連 絡 先:大岡山西9号館9階902号室(内線2667)
平成24年度は、★集中講義として実施する。
初回は、2012年4月14日(土)12:00-18:00(W241)。以下、5月12日(土)、6月9日(土)、6月16日(土)に実施する予定。