近代文学   Japanese Modern Literature

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担当教員
小林 広一 
使用教室
金1-2(W934)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0125
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

近代日本の傑作小説の母胎となった「文章」が,どんな思想や形而上学を築いたのか,とりわけ「私小説」がどんな事情で成立したのかについて学び、「私小説」の伝統のこと、この伝統とあらがった作家たちの創作上の苦闘について探る。他に、近代的な歴史意識と文学の関係について、詩歌文学から散文小説への流れについて学ぶ。

講義の目的

1.近代日本にとって「私」とは何だったのかについて考える。
2.歴史意識と文学の関係を考える。
3.詩歌文学から散文詳説への流れを考える。
以上の点を作品の決定的なシーンをプリントし、概説していく。

講義計画

○ 二葉亭四迷・石川啄木・国木田独歩・森鴎外(明治)など
○ 谷崎潤一郎・芥川龍之介・志賀直哉・菊池寛(大正)など
○ 横光利一・川端康成・葉山嘉樹・中島敦
○ 太宰治・中野重治・武田泰淳・三島由紀夫(昭和)など
○ 車谷長吉・西村賢太・佐伯一麦(平成)など

教科書・参考書等

プリントを使用する。

関連科目・履修の条件等

「文学A」の単位を取得した学生は履修できません。
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

テスト(読書による知識とこの時間での学習知識について記述問題 10題)、出席率、感想文。

担当教員の一言

一回目の授業に必ず出席すること。文学を通して“何か”を考えてみよう。

その他

推奨学期:3学期
連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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