日本文学   Japanese Literature

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担当教員
恋田 知子 
使用教室
水1-2(W934)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
0116
シラバス更新日
2012年9月26日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期  /  推奨学期:8

講義概要

古典から近・現代の文学まで,日本文学の様々な話題を平易に解説します。内容は年度によって異なるので,シラバスを参照すること。

講義の目的

人類の普遍的なテーマである「愛」と「死」は,古今東西の文学作品に描かれ続けてきました。本講義ではとくに,そこにひそむ「エロス」や「グロテスク」をテーマに,古典から近・現代文学まで,さまざまな作品を取りあげ,考察します。各作品の特質,時代やジャンルによる変容や展開を見渡し,文学が成立する文化的・宗教的な基盤についても考えながら,日本文学の魅力を味わいます。

講義計画

◆愛執の女の系譜
・愛と狂気……文学のなかの鬼女・蛇女・淫女
・古典の改変……『平家物語』から芥川龍之介『袈裟と盛遠』へ
◆屍愛譚の系譜
・死体へのまなざし……江戸川乱歩『蟲』と中世説話
・「九相図」という世界……京極夏彦『巷説百物語』「帷子辻」を端緒として
・恋する幽霊……江戸怪談と東アジアの死霊婚

教科書・参考書等

授業時にプリントを配布します。参考文献についても授業時に紹介します。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

朝早い授業ですが,授業中になるべく多く,短い文章を書いてもらって平常点とします(約30~40点)。他に正規のレポートも課します(約60~70点)。詳細は初回の授業で説明します。

担当教員の一言

人数制限をする場合があるので,一回目の授業(10月10日)に必ず出席すること。

その他

推奨学期:8学期
連絡先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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