生命倫理学   Bioethics

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担当教員
吉武 久美子 
使用教室
月5-6(W933)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
3622
シラバス更新日
2011年3月25日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

生命倫理学の基本的な考え方と問題を理解した上で,科学技術者として,生命を扱う専門家,行政担当者として,あるいは,患者として,その家族として,さらには一人の人間として,生命倫理の諸問題に対していかに行為すべきかを考える能力を養う。

講義の目的

生命倫理の基本的な考え方を理解した上で、医療にかかわる患者、家族、専門家、行政担当者、あるいは生命を扱う科学技術者として、生命倫理の諸問題に対していかに行為をすべきかを考える能力を養う。

講義計画

I  生命倫理の基本的な考え方と健康・医療の捉え方(1~2)
    生命倫理の成立背景、基本的な原則、生命倫理学の位置づけ、健康や医療の概念
II  「科学技術の開発」と倫理(3~4)
    遺伝子技術、万能細胞、疫学研究
III 「生死」に関する倫理的問題(5~9)
    人工妊娠中絶、生殖補助技術、出生前診断、安楽死、延命治療、終末期医療
IV  「自律」をめぐる諸問題(10~11)
    現場に潜む意思決定の問題、インフォームド・コンセントの原理、パーソン論
V  これからの医療のあり方(12~15)
    関係者の行為のあり方を考えるのに役立つ思想、チーム医療、合意形成

教科書・参考書等

吉武久美子『産科医療と生命倫理―よりよい意思決定と紛争予防のために』(昭和堂)をテキストとし、各時間にその他の資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には文系基礎科目の単位として認定されます。

成績評価

レポートにより評価する。

担当教員の一言

誰もが医療や生命の問題にかかわります。医療にかかわる関係者として、あるいは科学技術者として、現場に潜む問題といかに行為するべきかについての思想の両方を関連づけて考えられるようにしましょう。
なお、人数制限をする場合があるので、一回目の授業に必ず出席すること。

その他

連 絡 先:大岡山西9号館7階714号室 価値システム事務室

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